こんにちは、きゅうたろうです!
工作作業で細かな作業をするのに適したペンチはないかと悩んでいませんか?今回の記事ではエンジニアの『PS-03 ミニチュアロングノーズペンチ』の特長や使い方について説明をします。
この記事は以下のような人におすすめ!
- 細かい作業が正確にできるペンチを探している人
- エンジニアの工具が好きな人
- Made in Japanの工具を使いたい人
いろんなメーカーが販売しているペンチにそんなに違いがあるの?という疑問に当ブログで自動車関連の記事を100記事以上執筆しているボクがエンジニアの『PS-03 ミニチュアロングノーズペンチ』の特長や使い方を分かりやすく解説をします。
この記事を読めば、エンジニアのPS-03 ミニチュアロングノーズペンチがとても使いやすく優れていることがよく分かりますよ。
それでは、どうぞ!
エンジニアってどんな会社
エンジニアは1948年に大阪で「双葉工具製作所」として作業用工具の製造販売を創業。2002年に現在の「エンジニア」に社名を変更。プライヤ・ペンチを主力に、ネジザウルスシリーズを開発し主力商品となっています。なめたネジにはエンジニアの工具。
もちろん生産は日本国内。安心のMade in Japanです。
ラジオペンチとロングノーズペンチ、ミニチュアリードペンチの違い
ラジオペンチは切る、曲げる、引っぱる、挟むなど多機能で、電子機器の配線や小さな部品をつかむために先端が細くなっているペンチです。ペンチに比べ、狭い箇所の細工や細い銅線・針金等を切断するのに適しています。ラジオペンチの先端部は物をつかむ役割の部分で、凹凸のスジが付けてあり、物を挟んだときに滑らないようになっており(「くわえ部」と呼ばれる)、先端になるほど細くなっていて、その太さは色々のサイズのものがあり、用途によって選ばれます。
名前の由来は昭和のラジオ全盛期の時代に登場したペンチで、もとは電気工作用に作られた工具で、その代表する電気機器がラジオであったことより、ラジオペンチと呼ばれるようになりました。
ロングノーズペンチも曲げる、引っ張る、挟むという電子工作の細かな作業ができます。ラジオペンチとの大きな違いは、ロングノーズペンチとミニチュアリードペンチは対象物を傷つけないように、先端のつかみ部にギザギザの溝がありません。ラジオペンチよりも細い形状となっており、より精密な作業ができます。
ミニチュアリードペンチはロングノーズペンチよりも先端がさらに細く鋭いつかみ部となっており、3本の中では一番細かい作業ができる作りです。
エンジニアのラジオペンチはESD対応グリップ
エンジニアには複数のラジオペンチがあり、用途に応じて使い分けをします。
ラジオペンチのPS-01、7PS-03、PS-04はすべてESD対応グリップとなっています。
ESDとは帯電に基づいた電位の異なる2つの物体が、直接接触した場合に生じる電荷の移動、または静電気誘導によって、異なる電位をもつ物体間を電荷が移動した場合をESD(静電気放電:electrostatic discharge)と言います。
簡単に言うと静電気のビリっということが起きにくく作られているのがESD対応ということです。ESDは、不良品発生の原因であるとともにシステムにとっては、不測の事態を引き起こす故障の原因となります。これは「静電気損傷」と言いますが、帯電した作業者や備品工具等が接地された静電気耐性の低いデバイスに直接接触した場合に生じるデバイス破壊が起こります。
基盤に近い部分で作業を考えれられているのであればESD対応品を準備しておけば安心でしょう。
銅線をカットしたりする作業がある場合は刃がついているPS-01ミニチュアラジオペンチ、対象物に傷を付けずに細かな作業の場合はロングノーズペンチを使うなど用途に合わせて選びましょう。
PS-03 ミニチュアロングノーズペンチの特長と使い方
PS-03 ミニチュアロングノーズペンチの特長について説明をします。
製品情報 PS-03
- 全長:141mm
- 刃長:38mm
- 刃部硬度:HRC54±2
- グリップ幅:55mm
- 表面抵抗値:グリップ/1×10⁶~10⁷Ω
- 重量:66g
- 材質:本体/高炭素鋼、グリップ/エラストマー
特長①:PS-03 ミニチュアロングノーズペンチは精密作業に適している
PS-03 ミニチュアロングノーズペンチはつかみ部にギザギザの溝がないため、対象物に傷を付けたくないときに便利です。細長いロングノーズの形状のため奥まった場所の作業もラクラクです。
グリップは静電気対策を施したESD対応で静電気による基盤の破損がしにくい仕様になっています。
※絶縁工具ではありません。
特長②:PS-03 ミニチュアロングノーズペンチは手が疲れにくい
PS-03 ミニチュアロングノーズペンチの根元にはバネが付いているため、握ったり放したりの作業が楽になり、手が疲れにくくなっています。
エンジニアの公式動画
エンジニアが作成しているPS-03 ミニチュアロングノーズペンチの公式紹介動画です。
PS-03 ミニチュアロングノーズペンチのレビューコメント
少し大きめで重い。ホーザン製 精密プライヤーも所有。エンジニア製は 耐久性 価格的にも良いが 少し大きめ。
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小型で使いやすい。4本目のリピート、仕事上無くてはならない必需品です。以前に購入した時は、先端が他者製品から比べるとミニチュアロングノーズとなっていますが意外と太いかったため、メーカーにもう少しだけ細く出来ませんか?と問い合わせをした事がありました。
それからしばらく立ちますが、新たに買い換えたら以前使用していたものより先端が僅かに細くなっているではありませんか!
職人さん!ありがとうございます!(ToT)
元々エンジニアシリーズは使い安くて何種類も使用しておりますが、これからも一筋で使い続けたいと思います。
グリップが四角いため力も加えやすく、小振りなので手の小さな女性でも使い安いエンジニアシリーズはおすすめです。
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パソコンの改造に。先端がかなり細いので、ノートパソコンの分解作業に便利です。
このペンチとピンセットがあれば、問題なしです。
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見かけは頼りないが十分事足りる。これだけ細ければ狭い所にも使えます。強度は十分。確かな使用感。
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プラモデル、配線作業なんでも使える『NS-04 マイクロニッパー』
プラモデルのランナーカットや、工作作業の配線を切るときなどにエンジニアの『NS-04 マイクロニッパー』をおすすめします。
鋭い切れ味と優れた耐久性の刃が付いており、「鉄線/φ1.6mm、銅線(単線)/φ2.6mm、銅線(より線)/φ3.5mm²、真鍮線/φ2mm」の切断能力を持っています。刃の断面は外側に向かって閉じる両刃タイプでインシュロックなどのカットでも切り残しが出にくい刃の形状となっています。
NS-04マイクロニッパーについてもっと詳しく知りたい人は「『NS-04 マイクロニッパー』はプラはもちろん、鉄線も切れる、特長や使い方を分かりやすく解説」をぜひお読みください。
工作の効率が上がる!『電ドラボールプラス』で電動ネジ回し
電子工作でネジ回し作業は必ず発生します。ネジ回し作業の効率をぐっと上げてくれる、コンパクトな電動ねじ回しの『電ドラボールプラス』を使ってみるのはいかがでしょうか。電動ドライバーといえばインパクトドライバーのような大きめの工具を想像しますが、電ドラボールプラスは通常のドライバーと大差ない大きさで電動ネジ回しができます。3段階にスピードとトルクが調整でき、しかも手動での本締めもできるんです。ビットの交換も可能なのでどんなサイズのネジも回すことができます。ビットは電動ドライバーのビットをお持ちであればそれを付けることができるのもうれしいポイントです。
これ1本あれば、作業効率がアップするので、ネジを回すときにイライラしてしまう人におすすめです。
電ドラボールプラスについてもっと詳しく知りたい人は「ベッセル『電動ボールグリップドライバー』の特長やメリット・デメリットや注意点を分かりやすく解説」をぜひお読みください。
ネジをなめたらエンジニアの『ネジザウルスGT』
ガチガチに固着したネジを無理やり回そうとしてネジ山を潰してしまった経験はあなたもあるのではないでしょうか?そんな時にはペンチタイプのエンジニア『ネジザウルスGT』をおすすめします。アゴの部分にタテ溝が掘られており、ネジの頭が少しでも出ていれば、ガッチリとくわえ込んでネジの頭を回して外すことができます。
『ネジザウルスGT』についてもっと詳しく知りたい人は「なめたネジに『ネジザウルスGT』は使えない?仕組みや対象ネジ、使い方について詳しく解説」をぜひお読みください。
まとめ
今回の記事ではエンジニアの「PS-03 ミニチュアロングノーズペンチ」の特長や使い方について解説をしました。エンジニアのペンチは安心の日本国内生産で、丁寧に作られています。精密な工作作業に適したヘッド形状になっていますので、使いやすいロングノーズペンチをお探しであればエンジニアの「PS-03 ミニチュアロングノーズペンチ」をおすすめします。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。