こんにちは、きゅうたろうです!
奥まった場所にある頭の出ているネジをなめて外せなくなった!どうやって外せばいいか悩んでいませんか?そんな時はバイス機構も備えたエンジニア『PZ-66 ネジザウルスVP-3』を使えば大丈夫!
この記事は以下のような人におすすめ!
- 奥まった場所にあるなめてしまった頭出ているネジの外し方を探している人
- エンジニアのネジザウルスが好きな人
- ネジザウルスVPシリーズを知りたい人
- バイスも欲しいと考えている人
頭の出ているネジをなめてしまって回せなくなったら焦ってしまいますよね。今回の記事では当ブログで自動車関連の記事を100記事以上執筆しているボクがエンジニアの『PZ-66 ネジザウルスVP-3』を使ってなめたネジを外す方法や特長を解説します。
この記事を読めば、頭の出ているネジを回して外すことができ、 『PZ-66 ネジザウルスVP-3』を使いこなせるようになりますよ!
それでは、どうぞ!
エンジニアってどんな会社
エンジニアは1948年に大阪で「双葉工具製作所」として作業用工具の製造販売を創業。2002年に現在の「エンジニア」に社名を変更。プライヤ・ペンチを主力に、ネジザウルスシリーズを開発し主力商品となっています。なめたネジにはエンジニアの工具。
もちろん生産は日本国内。安心のMade in Japanです。
『PZ-66 ネジザウルスVP-3』の対象ネジは
『PZ-66 ネジザウルスVP-3』は潰れたネジ、錆びたネジを先端のタテ溝で掴んで回せます。独自の先端形状により、頭の低いネジ(トラスネジ)にも対応しています。
『PZ-66 ネジザウルスVP-3』の仕組み、特長は
『PZ-66 ネジザウルスVP-3』は掴んだら離さない、バイス型ネジザウルスです。
PZ-66 ネジザウルス仕様
対応ネジサイズ:φ3~5.5mm
タテ溝硬度:HRC57±3
全長:150mm
先端長さ:35mm
グリップ幅:55mm
重量:210g
材質:本体/クロムモリブデン鋼、グリップ/エラストマー
ネジザウルスVP-3の特長について見ていきましょう。
特長①:『ネジザウルスVP-3』はタテ溝で奥まったネジの頭をガッチリつかむ
『PZ-65 ネジザウルスVP-3』の最大の特長はアゴの部分に刻まれたタテ溝です。このタテ溝がガッチリとネジの頭を掴んで放さないのでネジをなめてしまってもネジの頭が出て入れば回して外すことができるのです。またアゴ部分が小さくコンパクトに作られているので、奥まった場所にあるネジの頭もしっかりと掴むことができます。
特長②『ネジザウルスVP-3』はバイス機構でパチンと掴んでラクラク回せる
『PZ-66 ネジザウルスVP-3』はバイス機構がネジを掴んでロックするため、固く締まったネジでも、少ない力で回せます。レバー操作なく簡単、安全に解除できるイージーリリース機構を採用しており、口開き幅を調節する事でさまざまなワークの固定に使用できます。
グリップの根元には六角ネジが付いており、これを六角レンチで増し締めすることで、バイスの挟み込みを強くする調整ができる。バイスとしても使いやすい考えられた機能。
『PZ-66ネジザウルスVP-3』のレビューコメント
マルチツール。農業でマルチツールとして使用しています。
叩ける(あんま良くないけど)固定できる、挟める、ネジを回せる、ボルトも回せる…ポケットに1つ持っておくにはすごく良いかと思います。ただずっと持ち歩くには少し重いです。がこれ以上小さいものは役に立たないと思うのでオススメできます。
Amazon
感謝。アクティトラックのヘッドレストのネジがとてつもなく硬くてスピンナーハンドルで回せませんでした。リアガラスがすぐ近くにあり、ショックドライバーで叩く事も出来ず、インパクトドライバを使ってネジ山を潰してしまいました。この商品に頼るしかなかったです。ガチっと固定してこのプライヤーごと大型のパイプレンチで回してネジを緩めることができました。回せなかったネジが回った時は今までにない感動すらありました。
Amazon
食い付きが違う。ロック付きのため、ねじに良く噛み付き、力を入れることなく外すことができました。
Amazon
これは素晴らしい!何をやっても取れなかった舐めネジが取れました!購入を迷う必要はありません!
Amazon
『PZ-66 ネジザウルスVP-3』と『ネジザウルスGT』の違い
バイス機構を備えたネジザウルスVP-3とペンチタイプのネジザウルスGTの違いはなんでしょうか?
対応ネジサイズや性能などを下記に並べてみました。
ネジザウルスVP-3 | ネジザウルスGT | |
---|---|---|
対応ネジサイズ | φ3~5.5mm | φ3~9.5mm |
切断能力 | ナシ | 銅線φ1.2mm |
タテ溝硬度 | HRC57±3 | HRC58±2 |
バイス機構 | アリ | ナシ |
VP-3とGTの大きな違いはバイス機構がネジザウルスVP-3には付いている点です。
また、ネジザウルスVP-3の方がヘッドが小さいため、奥まったところにあるネジを取ることができます。
大きいネジにはVP-2
VP-3の対応ネジサイズは「φ3~5.5mm」ですがこれよりも大きいネジに対応したい場合はVP-2を使うことをおススメします。VP-2の対応ネジサイズはφ7~12mmとなっており、大きいネジを回すことができます。
またVP-2は根元にカッターが付いており、銅線φ2.3mm程度であればカットすることができます。
VP-2についてもっと詳しく知りたい人は「バイス型『PZ-65 ネジザウルスVP-2』は使えない?特長や使い方を分かりやすく解説」をぜひお読みください。
『PZ-66 ネジザウルスVP-3』の使い方
『PZ-66ネジザウルスVP-3』の使い方はネジの頭を掴んだらグリップをぐっと握ってロックし、回すだけという簡単な使い方です。
詳しい使い方はネジザウルスの会社エンジニアの公式動画がありますのでコチラをどうぞ!
固着したネジにラスペネを吹く
ネジザウルスでなめたネジを回す前に、錆で固着したネジを回しやすくする必要があります。そんな時におすすめするのがワコーズの『ラスペネ』です。ラスペネをシュっとひと吹きしてからネジザウルスモグラで回しましょう。固着が頑固なようであればラスペネを吹き付けて一晩おいてからネジザウルスでネジを回してみるとよいでしょう。
ラスペネはワコーズが発売している強力な浸透力と防錆性を有するフッ素化合物の浸透潤滑油剤です。360°すべての傾きで噴射可能な特殊バルブと折りたたみ式ノズルを採用しており、遠距離や狭い場所へも容易に噴射できます。
普通は注油する時は洗車した後に水気を拭き取るか、乾くまで待たなければいけないのですが、ラスペネは水置換性なので水に濡れた状態でも水と置き換わって浸透して効果を発揮します。
噴射剤にCO2を採用し内容量を極限の350mlまで増大した業務用タイプになります。
ラスペネ4つの性能
- 浸透性・・・錆で固着したボルト・ナットの微小な隙間にも確実に浸透してボルト・ナットを緩めます
- 潤滑性・・・使用箇所の作動をスムーズに維持する耐荷重性・耐摩耗性・低摩擦係数に優れた潤滑剤
- 防錆性・・・長期にわたり錆を防ぎ、スムーズな作動を維持する防錆性
- 水置換性・・・濡れた箇所に噴霧するだけで直ちに水と置き換わる水置換性という性質で即座に浸透・潤滑・防錆効果を発揮
ラスペネについてもっと詳しく知りたい人は「錆びたボルトにワコーズ『ラスペネ』!使用上の注意点と効果や使い方」をぜひお読みください。
サビ取り錆防止には『花咲かGラストリムーバー』が効果的
ネジをなめてしまう原因がサビによるネジの固着です。固着したものはラスペネを使って回しやすくするという方法もありますが、そもそもサビにくくすることも大切です。錆び落としと錆びにくくするコーティングをしてくれるアイテムでおすすめなのが『花咲かGラストリムーバー』です。
花咲かGラストリムーバーの成分は『精製水、リン酸、酸化防止剤、他』となっています。リン酸が錆びを落としてくれる役割をします。錆びた箇所にハケで塗って使います。効果は錆び取りと防錆!錆びた箇所にハケで塗布すると、錆を除去し、約3ミクロンの灰白色の紡績皮膜を形成し、あらたな錆の発生を抑えてくれます。
サビ落としとサビにくくする対策が両方できる『花咲かGラストリムーバー』を用意しておくのはおすすめです。
『花咲かGラストリムーバー』についてもっと詳しく知りたい人は「榮技研『花咲かGラストリムーバー』の使い方や注意点について詳しく解説」をぜひお読みください。
回るネジには『電ドラボールプラス』で電動ネジ回し
なめたネジも新品に交換して、簡単に外せるようになったなら、コンパクトな電動ねじ回しの『電ドラボールプラス』を使ってみるのはいかがでしょうか。電動ドライバーといえばインパクトドライバーのような大きめの工具を想像しますが、電ドラボールプラスは通常のドライバーと大差ない大きさで電動ネジ回しができます。3段階にスピードとトルクが調整でき、しかも手動での本締めもできるんです。ビットの交換も可能なのでどんなサイズのネジも回すことができます。ビットは電動ドライバーのビットをお持ちであればそれを付けることができるのもうれしいポイントです。
これ1本あれば、作業効率がアップするので、ネジを回すときにイライラしてしまう人におすすめです。
電ドラボールプラスについてもっと詳しく知りたい人は「ベッセル『電動ボールグリップドライバー』の特長やメリット・デメリットや注意点を分かりやすく解説」をぜひお読みください。
まとめ
今回の記事ではエンジニアの『PZ-66 ネジザウルスVP-3』の仕組みや特長、使い方について分かりやすく解説をしました。どんなに気を付けていても錆びて固着したネジの頭をなめてしまうことはあります。そんなときに慌てず、『PZ-66 ネジザウルスVP-3』を使えば少しでも頭が出ているネジであればなめていても外すことができます。
奥まった場所にあるなめたネジも外したいし、物を挟み込むバイスとしても使いたい方は『PZ-66 ネジザウルスVP-3』をおすすめします。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。