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KURE『シリコンスプレー』は優秀すぎて使ってはいけない!『シリコンスプレー』の効果や使い方、メリット・デメリット、注意点について解説

KUREシリコンスプレー

こんにちは、きゅうたろうです!

車の部品の動きを良くしたい、家のカーテンレールの動きを良くしたい、襖をスッと軽く動かせるようにしたいと潤滑性について悩んでいませんか?こんないろんな素材や場所の悩みを解決してくれるのが「クレ556」で有名な呉工業が製造するKURE(クレ)の『シリコンスプレー』です。今回の記事ではKURE『シリコンスプレー』のメリットやデメリット、注意点など詳しく解説をします。

きゅうたろう

この記事は以下のような人におすすめ!

  • 自動車やバイクの整備に使う潤滑剤を探している人
  • 家具や襖など木製部分の滑りを良くするアイテムを探している人
  • 安くて便利な潤滑剤を使いたい人
  • KURE『5-56』が大好きな人

滑りの良さは金属であっても木製でもあっても場所によっては非常に重要なことです。使う頻度が高ければ高いほど、潤滑性を求められます。そんな時に潤滑剤を使いますが、潤滑剤にも様々な種類、用途があり、何を使えばよいか迷ってしまいます。

そこで今回は、当ブログで自動車関連の記事を100記事以上執筆しているボクが、コストパフォーマンスも良く、比較的広範囲に使用できるKURE『シリコンスプレー』について詳しく説明をします。

それでは、どうぞ!

クレ『シリコンスプレー』とは

KUREシリコンスプレー使用例
引用:呉工業HP

シリコンスプレーとは、吹き付けた素材の表面にシリコン被膜を作り滑りを良くしてくれる潤滑剤です。KURE『シリコンスプレー』は自動車やバイクの金属機械部分のメンテナンスももちろんですが、金属、ゴム、プラスチック、木、紙などさまざまな素材に使え、家の中のいろんなところでも活躍します。

KURE『シリコンスプレー』の用途

KURE『シリコンスプレー』の用途は自動車やオートバイ、自転車、機械・工具類、建具、家具類、ファスナーなどの潤滑、ツヤ出し、防水。成型時の離型、シール類の接着防止。

KURE『シリコンスプレー』の成分

シリコンスプレーの中身は、主にシリコンオイルとガスです。「無溶剤タイプ」と「石油系溶剤」を加えた商品があります。溶剤が入っているシリコンスプレーは木材や紙を変色させることがあるため使い方に注意が必要ですが、KURE『シリコンスプレー』は無溶剤タイプで木や紙などにも使うことができます。

KURE『シリコンスプレー』の効果と特長(優秀すぎて使ってはいけない!)

シリコンスプレーの特徴
引用:呉工業HP

KUREの『シリコンスプレー』は無溶剤タイプのため、金属、ゴム、プラスチック、紙、木材など幅広いものに使え、「ツヤだし、潤滑、防水」の効果を発揮します。油を潤滑剤として使うと独特の臭いがありますが、無溶剤の特徴でべたつきが少なく、臭いもないので室内などでも使いやすいです。

KURE(クレ)『556』と『シリコンスプレー』の違い

クレ556とクレシリコンスプレー

KUREといえば有名なのが「5-56」です。5-56の効果は「防錆・潤滑・清浄・防湿」ですが、シリコンスプレーと何が違うのでしょうか?

5-56シリコンスプレー
効果防錆・潤滑・清浄・防湿潤滑、ツヤ出し、防水
溶剤タイプ石油系溶剤無溶剤
臭い「臭い有」と「臭い無」がある無臭
使えるもの金属金属、ゴム、プラスチック、紙、木材
べたつき油のためべたつくシリコンでべたつき少ない

クレ『5-56』は効果は防錆という点が大きな違いとなります。5-56は石油系溶剤のため高い浸透性・潤滑性があり、金属の潤滑に適しています。シリコンスプレーは幅広いものに使える反面、金属の潤滑性能は5-56の方が優れています。

自分の使用用途に合わせて、5-56にするのかシリコンスプレーにするのか選ぶことをおすすめします。

クレ『シリコンスプレー』のメリット

シリコンスプレーのメリット

金属、ゴム、プラスチック、紙、木材の潤滑に使える

『シリコンスプレー』は金属以外にも、紙や木材に使えるため大きなメリットです。油だと、素材を変質させたり、シミになったりしますが、シリコンは染み込みやすい素材にもツルツルとした潤滑の被膜を作ってくれ、使用用途の幅が広くなります。

臭いがない

潤滑オイルは臭いがあるものが多く、部屋などで使うと臭いが気になってしまいます。『シリコンスプレー』は無臭のため使う場所を気にしなくてよいです。

防水効果がある

金属の潤滑の敵がサビです。素材が金属の場合は『シリコンスプレー』をふっておくと多少の湿気は防ぐことができます。

コストパフォーマンスが良い

『シリコンスプレー』はリーズナブルな価格という点が非常に良いです。気兼ねなくたっぷりと使うことができます。

シリコンスプレーを使える場所

シリコンスプレーの使える場所の例

シリコンスプレーはハサミの切れ味が悪くなってきたらシュっとひと吹きしてください。紙にも使えるので、紙に悪影響を与えることなく切れ味が復活します。タンスや引き出しの動きが悪くなったらレールやスライド部分にシュっとひと吹きします。摩擦が減りスルスルと滑るように動くようになります。

その他にも、雪かきスコップにスプレーすると雪がするっと滑り雪かきが楽になります。

『シリコンスプレー』のデメリットと注意点

シリコンスプレーのデメリット

シリコンスプレーは潤滑剤のため、その効果によるデメリットも存在します。デメリットも把握したうえで適切に使いましょう。

シリコンスプレーを使ってはいけない場所

バイクのステップ部分や、自転車のペダル、廊下などの人が良く通るところ

滑ってしまうと危険な場所には使用を避けましょう

ブレーキディスクやブレーキパッドなどのブレーキ関連用品

ブレーキディスクやブレーキパッドにシリコンスプレーをかけると、ブレーキの効きが弱くなります。事故につながるリスクがあるため、使用はNGです。

鍵穴部分

シリコンスプレーを噴射したすると油膜が形成され、ゴミやホコリが付着します。内部にゴミやホコリが溜まると故障につながります。

シリコンスプレーを落としたい時はシリコンオフやパーツ&ブレーキクリーナーを使う

シリコンスプレーを落としたい時にはどうすればよいでしょうか。

『シリコンオフ』を使う

シリコンスプレーを取りたい時は『シリコンオフ』を使いましょう。『シリコンオフ』とは『有機溶剤』のことを指します。有機溶剤は油を分解し除去することができます。

シリコンオフについてもっと詳しく知りたい人はこちらの記事「塗装や粘着テープの脱脂処理に!SOFT99「シリコンオフ300」の効果・特長、使い方やデメリット・注意点を解説」をぜひお読みください。

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『ブレーキクリーナー&パーツクリーナー』を使う

『ブレーキクリーナー』はその名前のとおり、ブレーキ周りの脱脂洗浄や機械部品に付着した油脂の洗浄や脱脂に効果的です。シリコンスプレーも落とすことができます。ここで注意が必要なのがゴムやプラスチックなど樹脂に対して影響が少ないかどうかを確認してください。

ワコーズのBC-9の優れたポイントとしてゴムやプラスチックなどの樹脂に対して影響が少ないので、電子部品などの脱脂洗浄にも使うことができます。洗浄する場所の近くにゴムや樹脂が使われているようであればパーツクリーナーではなく、この『ブレーキ&パーツクリーナーBC-9』を使いゴムや樹脂を痛めないようにしてください。

ブレーキクリーナーについてもっと詳しく知りたい人はワコーズ『BC-9ブレーキ&パーツクリーナー』はゴムと樹脂を痛めない!効果についても詳しく解説をぜひお読みください。

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バイクチェーンにはチェーン用の潤滑剤を使う

バイク用のドライブチェーンオイルは飛散防止加工がされているため、タイヤなどに付着するオイル汚れを抑えてくれます。また、フッ素樹脂を配合しているチェーンオイルの場合、防錆性と潤滑性の高い被膜を形成します。

チェーンルブで絶大な人気を誇るのがワコーズの『CHLチェーンルブ』です。

フッ素樹脂を配合し、潤滑性・耐摩耗性・浸透性・付着性に優れ、長期間潤滑効果を発揮します。“ロングライド”に耐え、日々変わる風雨の中での走行や高速レースでも飛散しにくく、薄い被膜で砂や埃等が付着しにくい特性を持っています。自転車やバイクをはじめ各種チェーンに求められる性能を、高次元で実現したハーフウェットタイプのチェーン用防錆潤滑剤です。シールチェーンにも安心して使用できます。チェーンルブに迷ったらこれを選べばOKです。

バイクのチェーンのメンテナンスについてもっと詳しく知りたい人は「『ワコーズチェーンクリーナー・チェーンルブ』【バイク・自転車】チェーンメンに必要なおすすめアイテムや注意点・方法を解説」をぜひお読みください。

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頑固な錆びたボルトには『ラスペネ』

『ラスペネ』はワコーズが発売している強力な浸透力と防錆性を有するフッ素化合物の浸透潤滑油剤です。360°すべての傾きで噴射可能な特殊バルブと折りたたみ式ノズルを採用しており、遠距離や狭い場所へも容易に噴射できます。錆でガッチリ固着したボルトにもシュっとひと吹きすればスルッと緩めることができます。

普通は注油する時は洗車した後に水気を拭き取るか、乾くまで待たなければいけないのですが、ラスペネは水置換性なので水に濡れた状態でも水と置き換わって浸透して効果を発揮します。

噴射剤にCO2を採用し内容量を極限の350mlまで増大した業務用タイプになります。

ラスペネ4つの性能

  1. 浸透性・・・錆で固着したボルト・ナットの微小な隙間にも確実に浸透してボルト・ナットを緩めます
  2. 潤滑性・・・使用箇所の作動をスムーズに維持する耐荷重性・耐摩耗性・低摩擦係数に優れた潤滑剤
  3. 防錆性・・・長期にわたり錆を防ぎ、スムーズな作動を維持する防錆性
  4. 水置換性・・・濡れた箇所に噴霧するだけで直ちに水と置き換わる水置換性という性質で即座に浸透・潤滑・防錆効果を発揮

ラスペネについてもっと詳しく知りたい人は「錆びたボルトにワコーズ『ラスペネ』!使用上の注意点と効果や使い方」をぜひお読みください。

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錆びた場合は『サビチェンジャー』で錆止め

どんなに手入れをしても錆びは発生してしまいます。錆は赤錆とも呼ばれていますが、鉄に酸素が結び付き酸化鉄に変化することです。

赤錆はそのまま放っておくとどんどん進行し、鉄を酸化鉄に変えて脆くしていき、ついには穴をあけてしまいます。錆転換剤は、赤錆を化学的に安定した「黒錆」に転換させることで、錆を止めるのです。

サビチェンジャーについてもっと詳しく知りたい人は「L880Kコペンを錆転換剤で錆止め!錆対策にはサビチェンジャーがおすすめ!」をぜひお読みください。

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まとめ

今回の記事ではKURE『シリコンスプレー』のメリット・デメリット、注意点などについて詳しく解説をしました。KUREは『5-56』という超ロングセラー商品を開発した会社ですので、『シリコンスプレー』も非常に使い勝手よく仕上げられています。

金属、ゴム、プラスチック、紙、木材と素材を限定しないですし、コストパフォーマンスにも優れているのでメンテナンス用に1本用意しておいて損はないと思います。

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。

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