
こんにちは、きゅうたろうです!
オープンスポーツ軽のL880Kコペンが欲しいけど、程度の良い中古車の見分け方や購入時に注意する確認ポイントが分からないと悩んでいませんか?
そんな悩みにお答えできるように、L880Kコペンの中古車購入時に注意して見るべき7つの注意点を解説します。
この注意すべき確認ポイントは現行型のLA400Kコペンの中古車を購入検討している方にも役に立つ内容になります。

この記事は以下のような人におすすめ!
- コペンの中古車購入を検討している人
- コペンがどんなクルマなのか興味がある人
- クルマが大好きな人
中古車は年式、走行距離、グレード、色、車体の状態で価格はまちまちで、どの中古車が程度が良いのかを見分けるのは難しいと思います。
そこで、今回は実際に2008年式のL880Kコペンを購入し、現在も維持しているコペンオーナーのボクが、コペンの中古車購入時に注意して見るべき7つのポイントを説明します。
この記事を読めばコペンの中古車の程度を判断する時に迷わなくなりますよ!
それでは、どうぞ!
愛車コペン紹介
まずコペンの魅力をお伝えするためにボクのコペンの紹介をさせてください。

ボクのコペンは2008年式のL880Kという初代コペンになります。MT車で購入時は走行距離81,200キロ、乗り出し価格は93万円。2019年9月にセカンドカーとして購入しました。
コペンは軽自動車のオープンカーということで、普通車に比べると維持費が安くすむというメリットがあります。
ボクのもう一台の愛車のレガシィとコペンの年間維持費をわかりやすく比較してみましたので、購入検討にあたって維持費がどれくらいか気になる方はこちらの記事を読んでみてください。
L880Kというコペンは現在新車で販売されている軽にはない「4気筒エンジン」という特徴があります。
このエンジンのレスポンスが最高で、アクセルを踏むとスルスルと回転数が上がって気持ちいいんです。
MT車なので、2速で6000回転くらいまで引っ張って3速に入れる快感がたまりません。
購入時点で10年が経過した車体でしたので、部品の交換等はありましたが、購入後に致命的な大きなトラブルはない車体です。
コペン魅力についてもっと知りたい方はこちらの記事にまとめていますのでご覧ください。
L880Kコペンの中古車価格相場は

L880Kコペンは2012年に生産を終了して、現在は2代目となって販売されておりますが、初代のL880Kコペンも非常に人気が高い車です。
それではL880Kコペンの中古車価格相場を見てみましょう。
中古車相場は上の写真のとおりです。(2022年現在)
10年以上前の車ですが平均価格は75.2万円となっており、コペンの人気の高さがうかがえます。
L880Kコペンは2002年に発売し2012年に生産を終了しましたが、アルティメットエディションなどの特別仕様車も多く、レカロシートやMOMOを標準装備した車体は特に人気があり価格が高めです。

2008年以降のモデルは後期型と呼ばれ、台数が少なく低年式であるため、人気があり前期型に比べると価格が高めとなります。おすすめの年式としては後期型の2008年モデル以降ですが、安い個体を探すのであれば消耗品などのメンテナンス費がかかる可能性がありますが、前期型となります。
4気筒エンジンを搭載した初代コペンは人気がさらに上がってきており、走行距離が少なく、特別仕様車ともなると200万円を超える個体もあります。
コペン中古車購入時に確認する7つの注意点

初代モデルのL880Kコペンの中古車を購入するときの注意点とチェックポイントは次の7つになります。
01:オープンとクローズの開閉時間が長くないか注意

コペンは電動ハードトップを装備した唯一の軽オープンカーで、この部分が魅力的でボクもコペンを購入する動機になりました。

オープンの開閉はトランクルームのカーペット下にある油圧ポンプによって行われますが、この開閉機構がダメになっている個体があり注意が必要です。
新車時の開閉時間は17秒~19秒ほどですので、実際に開閉させてみて、オープン、クローズの時間を計ってみてください。
ちなみにボクのコペンは25秒ほどで新車ほど早くはないですが、開閉の動きスムーズです。
ここがダメになっている個体は開閉に時間がかかることはもちろんですが、そもそも屋根を閉めるときに油圧ポンプが屋根を持ち上げられないという症状が出ているものもありますので、そういった個体は購入はやめたほうがよいです。
せっかくオープンカーを買ったのにオープンにストレスを感じるようであれば後悔しますからね。
02:水漏れによる車内カーペットの濡れがないか注意

コペンは写真のように屋根が2つのパーツで構成されており、普通のクルマと比べると、パーツ同士の接続面が多くなります。
この部分から雨水が入り込まないようになっているのですが、ゴムモールが痩せたり、排水経路がふさがったりして、車内に水が浸入することがあります。
水漏れがあるかどうかは、運転席、助手席の下をシートを動かしてフロアカーペットが湿っていないか手で触ってみてください。

水濡れがあると、どこから水が浸入しているのか突き止めるのが困難ですし、素人では自分で水漏れ対策をするのも難しいです。
03:トランク内の錆がないか注意
トランク内は水漏れによる錆が発生しやすいコペンでは定番の場所です。
トランクを開けて、カーペットをめくってください。
空気入れ用のポンプとジャッキがしまってあるので、それを取り出して、フロアが見えるようにしてください。

そうすると、下のような錆があると思います。
水漏れをしてなくても雨の日にトランクを開けると水が入ったりするため、どの個体も大なり小なり錆があるはずです。

ここでチェックしたいのは、錆びが進行してフロアに穴があいたりしていないかを見てください。
穴があいていると板金修理をしなければいけないので購入は避けましょう。
穴があくほどの錆でなくともそのままにしておくと錆が進行していつかは穴が開いてしまうということも起こります。
そんな時は赤錆を黒錆に変えるホルツの『サビチェンジャー』が有効です。錆を軽く擦って落とし、『サビチェンジャー』で黒錆に変えて被膜を形成するという方法を取りましょう。

サビチェンジャーについて詳しく知りたい方は「L880Kコペンを錆転換剤で錆止め!錆対策にはサビチェンジャーがおすすめ!」をぜひお読みください。
04:フェンダー錆がないか注意

これもコペンの持病の一つで、タイヤハウス内から侵入した雨水が裏側から侵入し、フェンダー裏を錆びさせて、表に出てきたときには穴があいているというものです。
前期型が錆が発生しやすく、フェンダーの塗装がポコポコ浮いていたら錆びていると考えてください。
このような個体も避けるのが無難です。
05:マフラー錆がないか注意
コペンあるあるですが、マフラーが錆びて落ちるというものです。


マフラーの根元がポッキリと錆びて折れてしまうのですが、これはフロア下を覗かないとわかりませんが、コペンは車高が非常に低いため百均で、手鏡を買っておいて、それを使ってフロアしたを確認してみると良いです。
マフラーを社外品に交換を検討している方であれば良いですが、注意して錆の確認をしてください。L880Kコペンは社外品マフラーが現在も売られています。マフラー音も聞きながら比較できるように「おすすめマフラー5選」に詳しくまとめていますので、社外品マフラーを探している方はこちらもぜひお読みください。
06:フロア下周りの錆に注意

マフラーの確認と共にフロアした全体も確認してください。
雪深いところで使われていたクルマは融雪剤でフロアも錆びでやられている可能性があります。
07Vベルトの鳴き、ひび割れがないか注意
Vベルトはエンジンの動力を部品に伝達するためのゴム製のベルトのことですが、エンジンを熱を受けるため6~10万キロで交換が必要になります。
ベルトのひび割れや、エンジンを始動した時に「キュルキュル」と鳴るようであれば交換が必要です。

ボクが購入したコペンもエンジンを始動するとキュルキュルとなっていたので、購入時に新品交換をしてもらいました。
お店の方に購入する前に交換してもらう交渉をしておけば交換工賃や部品代などの追加費用なしで対応してもらえることもあります。
是非お店の方に事前に聞いてみてください。
ご自分でVベルト交換ができる知識がある方はネットでVベルトを買うこともできますが、年式によってベルトが違うので購入時はご注意ください。
【2002年~2005年10月年式はこちら】

【2005年11月~2012年式はこちら】

コペンのトラブについてはコチラ
L880Kコペンってどんなトラブルが発生するの?と気になるならコペンオーナーのボクがまとめた記事「ダイハツ コペン(L880K)ど定番トラブル集」をぜひお読みください。購入前の心構えができるようになりますよ!
錆びたボルトなどメンテナンスにワコーズの『ラスペネ』を準備しておく
コペンを所有すると、生産終了から10年以上経過した車のためメンテナンスが必要になります。固く固着したボルトを外すなんてこともしばしば。自分でメンテナンスを考えているのであれば、絶対準備しておいてほしいのがワコーズの『ラスペネ』です。
これは浸透性潤滑油剤で、固着したボルトに噴きかけるだけでボルトを緩めることができます。

ラスペネについてもっと詳しく知りたい方は「錆びたボルトにワコーズ『ラスペネ』!使用上の注意点と効果や使い方」をぜひお読みください。
コペンに乗り換えるなら少しでも愛車を高く売りたい!
すでに車を持っていて、乗り換えを考えているのなら大切に乗ってきた愛車を少しでも高く売りたいですよね!
愛車を高く売るためのヒントについてはぜひこちらの記事を読んでみてください。
愛車を高く売るヒント
- 売る方法にはどの様な種類があるのか?
- どの様な車が高く売れるのか?
- 乗っている車を高く売る為にはどの様に管理すればよいのか?
- 事故やぶつけて買い替える場合どうしたらよいのか?
こんなギモンをお持ちの方は、こちらの記事「軽自動車を買い替えたい!高価買取してもらう為には競わせる!」をお読みください。
わかりやすく丁寧に解説しております。
車を売るには「車一括査定」を使った方が高く売れる
車一括査定をご存じですか?車買取業者は安く仕入れたいため、足元を見た価格提示をされることがあります。
車一括査定であれば、複数業者に査定をしてもらえるため各業者間で買取価格の競争が起き、あなたの愛車を一番高く査定した業者に販売するということができます。
車一括査定についての流れや注意点など詳しくこちらの記事にまとめましたので、車の乗り換えを考えている方はぜひ読んでみてください。
愛車を高く売って、コペンを新しい相棒にしてください。
まとめ
今回の記事でコペンの中古車を購入する時に注意して見るべき7つのポイントについて解説をしました。
今回のポイントをまとめますと以下のとおりとなります。
まとめ
コペンの中古車購入時に注意すべき7つのポイント
- オープンとクローズの開閉時間
- 水漏れによる車内カーペットの濡れが無いか
- トランク内の錆
- フェンダー錆
- マフラー錆
- フロア下周りの錆
- Vベルトの鳴き、ひび割れがないか
コペンオーナーになったボクが購入時に注意して見たポイントになりますので、これから購入を考えているのであればぜひ上のポイントはしっかりと見てみてください。
コペンはオープンカーで風を感じる気持ちよさに加え、キビキビと走り、すごく楽しいクルマです。
素敵な相棒を見つけてくださいね!
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。