こんにちは、きゅうたろうです!
コペンに乗っていて、最近エアコンの効きが悪いなー。もっとエアコン効くようにできないかな?という悩みを持っていませんか?
初代のコペンは2012年に生産終了しており、どんなに新しい個体でも10年が経過しているため、エアコンが効きづらいクルマも多くなっています。
そんな悩みにお応えできるように、今回の記事では自分で行えるL880Kコペンのエアコンメンテ(エアコンガスチャージ)について解説をします。
エアコンの効かないオープンカーは夏に地獄を見ることになりますので、この記事でエアコンガスチャージ方法について確認してみてください。
この記事は以下のような人におすすめ!
● コペンL880Kのエアコンの効きづらさを何とかしたい人
● コペンL880Kのエアコンガスチャージ方法を知りたい人
● エアコンメンテン用の道具を知りたい人
初代コペンの外観デザインや4気筒エンジンに惹かれて、どうしても乗りたくて、中古で購入された方も多いと思います。ボクもそんな中の一人です。
2008年式のコペンを中古で購入して3年、新車登録から10年以上が経過しているためボクのコペンも経年劣化によるメンテをいろいろとやってきました。
そんな経験をボクのコペンの具体的な例を挙げて説明をしていきます。
この記事を見れば、あなたのコペンのエアコンも夏にキンキンに冷えた状態に復活させることができますよ!
それでは、どうぞ!
【L880Kコペン故障の定番】エアコンが効きません!
ボクのコペンは2008年式でL880Kという初代のコペンになります。MT車で購入時は走行距離81,200キロ、乗り出し価格は93万円。2019年9月に購入しました。
L880Kというコペンは現在新車で販売されている軽にはない、660ccの4気筒エンジンという特徴があります。このエンジンがアクセルを踏むとスルスルと回転数が上がって気持ちいいんです。
MT車なので、2速で6000回転くらいまで引っ張って3速に入れる快感。
たまりません。
肝心のエアコンは、冷たい風は出ることは出るのですが、気温が30度を超える日に乗ると効きが悪く暑くてモモ裏が汗でびっしょりになってしまいます。
そこでエアコンガスチャージを自分でやってみることにしました。
カーエアコンが冷える仕組み
エアコンの中には冷媒と呼ばれる常温ではガス状態のものが充満しています。
コンプレッサーと呼ばれる機械で圧力をかけてエアコンガスを高温高圧状態に圧縮し、まず液状化させます。
液体が今度は気体に戻ろうとします。
エアコンガスの液体が気体になる際に熱を奪い(気化熱)、その現象を利用して空気を冷やします。
それがエアコンの仕組みです。
エアコンの効きが悪くなった場合は、このエアコンガスが少しづつ漏れて少なくなったことで効きづらくなっていることを疑ってください。
この場合はエアコンガスをチャージしてあげればまた新車のように冷えるようになります。
エアコンガスチャージに必要な道具と費用【L880Kコペン故障の定番】
【コンプレッサーオイル】WAKO'S PAC PLUS / パワーエアコン プラス
WAKO’S パワーエアコン プラス(PAC-P) は、エステル系・PAG 系いずれのコンプレッサーオイルでも効果を発揮し、電動コンプレッサーにも安全に使用可能な優れた電気絶縁性を持つR-134a 冷媒専用カーエアコン用潤滑添加剤です。
引用元:ワコーズ公式サイト
これはエアコン用のオイルとなります。
エアコンガスチャージにはガスだけではダメで、コンプレッサーが上手く回るようにオイルを注入してあります。
10年以上ガス交換していないのであれば、一緒にオイルも投入しましょう。
エアコンガスチャージセット
エアコンガスと、チャージする為のホースのセットを購入しました。
コペンはフロンガスではなく、現代のクルマに使われているHFC-134aというガスを使用します。
200gのガス缶2本も同梱されているので、すぐに充填作業ができます。
エアコンガスチャージのDIYで行った場合の費用
パワーエアコン プラスとエアコンガスチャージセット合わせて7,000円ぐらいですね。
エアコンガスとホースだけであれば3,000円ちょっとの費用で作業ができます。
作業は手順させ踏めれば問題なく簡単にできるので、自分で挑戦してみてください。
エアコンガスチャージのやり方【L880Kコペン故障の定番】
01 サイトグラスでのガス量のチェック(目視)
ボンネットを開けると右側に〇で囲った部分があります。
これがサイトグラスと言われるもので、ガスの量が目視で確認できます。
この〇の部分を覗き込みます。
エンジンをかけて、エアコンをつけた時に白く泡立って、細かい泡が流れているようだとガスの量が足りていないことになります。
コペンのガスの規定量は350g±30gとなっています。
ただ、正確なガス量は購入したガスチューブでは分からないので1缶分をまずは注入して様子をみてください。
02 ガス缶とホースを接続する
ホースは、コックが付いたガス缶と接続する部分と、車体側に接続する部分で取り付けジョイントが違います。
ガス缶側には針がついていて、コックをねじり込むことで缶に穴をあけてガスを入れる仕組みです。
まずはガス缶を取り付けますが、ガスが噴き出さないようにコックを回して針を引っ込めます。
まずはオイルを先に入れますので下の写真のようにガス缶を取り付けてください。
今度は車体側に接続するのですが、キャップにLというマークが付いた低圧側のポート(接続部分)にホースの金具を差し込んでください。
パチっと音がしますので、そこまで押し込んでください。
03 ボース内の空気を抜く
缶はまだ針で穴を開けません。
先にホースの空気を抜きます。
ホースと缶の接続部分を緩め、「プシュッ」と音が出たら再び締め込みます。
04 ガスチャージ開始
エンジンを始動し、エアコンの温度を最低にまで下げて、風量MAXでエアコンをONにしてください。
2~3分エアコンを動かして冷たい風が出てきたら作業開始です。
コックを回して針で缶に穴をあけ、針を戻してガスの注入開始です。
オイルは少量しか入っていませんので、逆さに振りながら注入します。
缶が冷たくなりますが、それがぬるくなったら注入完了です。
時間にして1~2分程度です。
05 チューブの外し方
注入が終わったら、ガス缶側のコックを回して針を下げて、ガスを止めます。
車体側に差し込んだジョイント金具を外して、終了です。
今度は、エアコンガスを注入するのですが、これも手順は同じです。
エアコンガスはオイルとは違い、逆さにはしないでください。
ガスを入れている間はエンジンはかけたままで、エアコンもONのままです。
量が多いので、全部投入するまで20分ほど時間がかかりました。
こちらも缶がぬるくなったら完了です。
ガスの配管に水滴がついています。
触るとパイプはキンキンに冷えています。
ドレンホースから水がビシャビシャ垂れてきました。凄い勢いで水が出てくるので、驚きです。
これはかなり冷えている証拠!
実際にクルマを走らせてみると、冷える冷える。
ワコーズのパワーエアコン プラスのパワーもあるのでしょうね。パワーエアコン プラスはおススメですよ。
これで今年の夏も乗り切ることができそうです。
エアコンフィルターも定期交換が必要
コペンにもエアコンフィルターが付いており(オプション設定なので付いていない車もある)、エアコンフィルターの交換をしたことがないなら一緒にやったほうが良いです。エアコンフィルターの交換目安は「1年に1回」もしくは「1万キロに1回」が目安とされています。
エアコンフィルターの交換については「L880Kコペンのエアコンフィルターの交換方法をわかりやすく解説!」に詳しく写真付きで解説しましたので、ぜひ読んでみてください。
暑い夏を新鮮な空気で乗り切りましょう。
まとめ:【L880Kコペン故障の定番】エアコンを効くようにDIYでできた
今回の記事で、エアコンガスチャージを自分でやる方法をご紹介しました。
作業レベルは初級レベルで簡単にできます。
今回のポイントをまとめますと、次の通りです。
まとめ
- エアコンチャージにはエアコンガスとチャージホース、オイルが必要
- ガスチャージに必要な道具の購入費用は全部合わせても7,000円ほど
- 手順を踏めば簡単に作業ができる
コペンL880Kのガスチャージの方法はわかりましたでしょうか?
エアコンの効きが悪いなと感じられている方はガスチャージを試してみてください。
エアコンがキンキンに冷えると更に快適なコペンライフが送れますよ。
その他の記事の紹介
この他にもコペンをカスタムやメンテナンスをしたことを記事にしています。良かったらこちらの記事もご覧ください。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。