こんにちは、きゅうたろうです!
ETC2.0って何?ETC1.0と何が違うの?変更したらどんなメリットがあるんだろ?と悩んでいませんか?今回の記事はETCとはなんなのか?ETC2.0の必要性やETC1.0と2.0の違い、メリット・デメリットについて解説します。
この記事は以下のような人におすすめ!
- ETC2.0とは何なのかを知りたい人
- ETC2.0のメリットを知りたい人
- ETC1.0との違いを知りたい人
- ETC2.0の高速料金の割引について知りたい人
ETC2.0というワードを車のラジオのCMで聴いたことはあるけど、ETC1.0と何が違うの?今使っているETCは2.0にしないといつか使えなくなるの?と疑問に思っていませんか?今回の記事は、当ブログで自動車関連の記事を100記事以上執筆しているボクが、ETC2.0とは何なのか、使うとどんなお得なことがあるのかなどについて、分かりやすく丁寧に説明をします。
この記事を読めば、ETC2.0を上手に使えるようになり、便利にお得に高速道路を利用できるようになりますよ!
それでは、どうぞ!
ETC2.0とは
ETC2.0とは高速道路の利用料金を自動で支払うシステムだけだったETCが生まれ変わって、高速道路の情報を取得し、便利にお得に高速道路を使えるシステムのことです。高速道路の道路状況情報を受信して、渋滞の迂回ルートを教えたり、事故多発地点を教えてくれたり、高速料金の割引が従来よりももっと受けられたりと多彩な情報サービスが提供されています。
ETC2.0と1.0の違い(2.0と1.0の比較)
ETC2.0と1.0では何が違うのか気になりますよね?高速道路を良く利用する人は「便利になったり、お得になるならETC2.0に変更してみようかな」と考えていらっしゃるのではないでしょうか。下記に簡単に1.0と2.0について比較をしてみました。
ETC2.0 | ETC1.0 | |
---|---|---|
情報受信量 | 前方200kmの主に高速道路の情報 | 前方1,000kmの主に高速道路の情報 |
料金 | 2.0と1.0変わらない | 2.0と1.0変わらない |
割引率 | 一部の路線で1.0よりも割引率が高い | 今までと変わらず |
車載器 | ETC2.0用のものが必要 | - |
その他 | 一時退出・再進入ができる | 一時退出・再進入できない |
ETC2.0を利用するにはETC2.0対応の車載器が必要になります。カーナビと連動する場合カーナビもETC2.0対応の機種でなければいけません。カーナビ連動させなくても2.0用の車載器があれば使用できます。
高速道路を良く利用し、ETC2.0の割引区間を使う方はメリットを享受できますね。
ETC2.0のメリット・デメリット
「ETC2.0が1.0よりもなんだか便利そうだということはわかったけど、メリットもあればデメリットもあるんだよね?」というあなたのために続いて、ETC2.0のメリットとデメリットについて解説をします。
ETC2.0のメリット
ETC2.0のメリットをまとめると次の4つになります。
ETC2.0のメリット
- 一部区間での割引強化(圏央道・東海環状自動車道)
- 一部箇所で「一時退出・再進入」が可能
- 情報量増加による渋滞回避支援
- 情報量増加による安全情報・災害時支援
今までのETCは料金を支払うためのシステムでしたが、扱える情報量がETCは格段に増えるのでその分ETC1.0になかったサービスが受けられるようになります。
①一部区間での割引強化
ETC2.0は圏央道・東海環状自動車道の一部区間で割引が強化されます。割引の金額についてはこちらに例が記載されていますので参照してみてください。対象区間を頻繁にご利用される場合はETC2.0に変更したほうがお得になる場合があります。
②一部箇所で「一時退出・再進入」が可能
ETC2.0を使用すると「高速道路から道の駅へ一時退出して、高速道路に戻っても」追加料金なしで利用することができます。現在は試験的な運用で2023年1月時点で全国23箇所。
高速道路において、休憩施設同士の間隔が25km以上離れている空白区間が約100区間存在しており、この空白区間をの休憩施設等の不足を解消するために休憩施設間隔が25km以上、ICから2㎞以内の道の駅で、ETC2.0搭載車を対象としてサービスが開始されています。「途中のあの道の駅に寄ってみたかった」ということも追加料金なしで出来るかもしれませんね。どの道の駅が使えるのかなど、詳しくはこちらの公式サイトから調べてみてください。
③情報量増加による渋滞回避支援
ETC2.0は従来の渋滞情報システムで使われていたVICSビーコン(電波ビーコン)と比べて、大量の情報データを送ることができます。これによりETC1.0では最大約200kmの範囲だった道路交通情報が、ETC2.0では最大1000Kmの広範囲の情報が得られるため、カーナビと連動させれば渋滞を回避する最適ルートを提示してくれるようになります。
④情報量増加による安全情報・災害時支援
ETC2.0は高速道路の落下物の情報や事故が起こりやすい区間の注意喚起、災害発生と同時に災害発生状況とあわせて緊急の規制情報や走行可能ルート、避難地情報など様々な支援情報を提供します。
ETC2.0のデメリット
ETC2.0のデメリットは次の2つです。
ETC2.0のデメリット
- ETC2.0専用の車載器が必要になる(導入費用がかかる)
- 割引の適用区間が限定されている
①ETC2.0専用の車載器が必要になる(導入費用がかかる)
ETC2.0は専用の車載器が必要になり、機能性があるため1.0の車載器よりも高いものが多いです。また、カーナビと連動し交通情報を受け取るにはカーナビもETC2.0対応になっていないといけないので、機種が限られ費用もかかります。
②割引の適用区間が限定されている
ETC2.0でのみ適用される割引は適用区間が限定されており、その区間を通る人でないと金額的なメリットを享受できません。
ETC1.0はいつまで使える?
ETCには2022年問題と2030年問題というものがあります。
ETCの2020年問題とは電波法の改正により、一部のETC車載器が2022年12月1日以降は使用できないという内容になります。2022年12月1日からは旧規格のETC車載器が使用できないのですが、ほとんどのETCが対応しています。2007年以前のモデルが対応していない場合があり、古いETCをご利用されている方はメーカーHPやメーカーに問い合わせをしてみてください。
ETCの2030年問題とはセキュリティ規格変更により新セキュリティ規格の車載器しか使えなくなるという問題です。新規格のセキュリティに対応したETC車載器に替える必要が出てきます。
ETC2.0はどうやったら使える
ETC2.0を利用するにはETC2.0に対応した車載器が必要となります。
おすすめの車載器
ETC2.0でおすすめのモデルがPanasoni(パナソニック) ETC2.0 「CY-ET2620GD アンテナ一体型 (DSRC) 新セキュリティ対応 」です。ETC2.0に対応しているので、渋滞情報や災害時の情報はもちろん受け取れますし、2030年の新規格セキュリティにも対応しています。大手通販サイトのレビュー評価も高いモデルです。
安くて良い。
施工性・施工の際の小物なんかも、必要な物が必要なだけ入っている。
Amazon
コスパはとても良い。
信頼のナショナル(笑)おすすめです!
良いです。
常時電源とACCはギボシ接続でした。
Amazon
配線コネクタが付属ではないので取り付けの際はご注意を。
タイラップとスポンジテープは気持ち程度の数なのでこれもご自身で購入された方がスムーズに取り付けできます。
ETC利用はセットアップが必要
ETCを利用する場合は、必ず車載器セットアップ店にて(ETC,ETC2.0共に)セットアップをしなければいけません。セットアップ作業は、車種区分やナンバー情報などの車両情報を暗号化して書き込み,安全な通信のための暗号情報を組み込む作業です。セットアップで高速道路利用時等に課金する車両を正しく特定し,適切な通行料金を算定します。セットアップ後,車載器内の情報は,暗号化されており,安全な状態で保管されているので安心してください。
セットアップは「車載器セットアップ申込書に利用者情報(住所・氏名等)」を記入の上、車載器セットアップを行う必要があります。ネットで車載器を購入した場合はセットアップ店でセットアップ作業を行ってください。車検証と運転免許証の提示が必要になりますので事前に準備しておいてください。
まとめ
今回の記事では「ETC2.0とは?必要性やETC1.0と2.0の違い、メリット・デメリット」について解説をしました。
ETC2.0とは高速道路の利用料金を自動で支払うシステムだけだったETCが生まれ変わって、高速道路の情報を取得し、便利にお得に高速道路を使えるシステムのことです。
ETC2.0のメリットは次の5つあり
ETC2.0のメリット
- 一部区間での割引強化(圏央道・東海環状自動車道)
- 一部箇所で「一時退出・再進入」が可能
- 情報量増加による渋滞回避支援
- 情報量増加による安全情報・災害時支援
ETC2.0の割引区間をよく利用する人や、車載器の買い替えを考えていると、新車に乗り換えをする人は多彩なサービスが受けられるETC2.0を利用するのをおすすめします。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。