
こんにちは、きゅうたろうです!
新型になったダイハツのアトレーとハイゼットカーゴが気になるけど2台の違いはなんだろう?どっちを選んだほうが良いのか?と悩んでいませんか?
今回の記事では17年ぶりにフルモデルチェンジをしたアトレーとハイゼットカーゴの違いを購入してから後悔しようように違いを分かりやすく解説をします。

この記事は以下のような人におすすめ!
- 新型アトレーとハイゼットカーゴの違いを知りたい人
- 4ナンバー車は5ナンバーと何が違うのか知りたい人
- アトレーとハイゼットカーゴを60万円安く買う方法を知りたい人
アトレーは先代の5ナンバーから4ナンバーの小型貨物自動車へと変更されました。ハイゼットカーゴも4ナンバー車です。アトレーはハイゼットカーゴの上位車種という立ち位置で開発された車になります。2台とも車中泊用のクルマとして人気の高い車種になります。
当ブログで自動車関連の記事を100記事以上執筆しているきゅうたろうが2台の違いを分かりやすく解説をします。
この記事を読めば、ダイハツ新型アトレーとハイゼットカーゴの違いがよく分かり、購入してから後悔しないようになります。
それでは、どうぞ!
フルモデルチェンジしたアトレーの変更点は?
2021年12月20日に「アトレーワゴン」のフルモデルチェンジを17年ぶりに行い、「アトレー」に車名も変更しました。車両区分が軽乗用自動車「5ナンバー」から軽貨物自動車「4ナンバー」に変更されました。
5ナンバーから4ナンバーへ
4ナンバーの軽貨物自動車になることで何が変わるのでしょうか?4ナンバー車を簡単にまとめると以下の内容となります。
4ナンバー車とは
- 4ナンバーは「小型貨物自動車」のこと
- 4ナンバー車は自家用車として使用することができる
- 初回の車検は3年ではなく、2年(2回目以降は2年で5ナンバー同じ)
- 税金面は5ナンバー軽自動車と比べて8,870円/年安くなる
4ナンバーは小型貨物自動車という車両区分になるので、車検期間や税金が普通乗用車とは変わります。
詳しくは「4ナンバーって何?個人で使える?車検費用や車検期間は?税金は?維持費は?」の記事にまとめましたのでぜひ読んでみてください。
アトレーとハイゼットカーゴのエンジンスペックやエンジン搭載位置は同じ
アトレーとハイゼットカーゴはどちらも同じエンジンを搭載しており、エンジン性能面に大きな違いはありません。
それではエンジン性能を見てみましょう。
エンジンスペック
エンジン | ツインカム3気筒12バルブインタークーラーターボ付エンジン |
最高出力 | 47kW(64PS)/5,700rpm |
最大トルク | 91N・m(9.3㎏-m)/2,800rpm |
WLTCモード燃費 | 14.7㎞/L【2WD・4WD】 |
アトレーはターボ車のみの設定ですが、ハイゼットカーゴにはNAエンジンもあります。
NAエンジンの燃費はWLTCモード燃費で5MT車は14.9㎞/L。CVT車は15.6㎞/LとCVT車の燃費が少し上回ります。
エンジン搭載位置と静寂性
アトレーもハイゼットカーゴもエンジンは前席下にエンジンが配置されており、車内空間を最大限広げる設計となっています。4ナンバーの車によく見られるエンジン搭載位置です。
欠点は運転席下にエンジンがあるため、ボンネット内にエンジンがある乗用車と比べるとエンジン音が車内に入ってきます。
アトレーとハイゼットカーゴの荷室の広さはほぼ同じ
アウトドア用に軽バンタイプのクルマを使う方も多く、2人程度であれば車中泊もできるため、新型アトレーとハイゼットカーゴの車内の広さは特に気になるところだと思います。

車体はアトレーとハイゼットカーゴは同じため、荷室の広さもほぼ同じになります。

荷室上部がスクエアになったため、荷室上部と室内長が拡大しています。
フルフラットになる荷室

フルフラットになるかどうかは、荷物を積載する時にも重要なポイントですが、車中泊では寝室としての快適さに大きく効いてくるので良く確認したい部分です。

助手席を倒したら2,650㎜の室内長が確保できますが、助手席の厚み分の段差ができるので、助手席までをフルフラットにするには荷室にマットを引いて段差分の調整をする必要があります。
N-VANは助手席も完全フラットに格納できるので、完全フラットを重視するならN-VANを選択したほうがよいでしょう。
ホンダN-VAN 解説
N-VANについて詳しく知りたい人は「N-VANにがっかりしないために知っておきたいデメリット」に詳しく書いていますのでぜひ読んでみてください。
アトレーとハイゼットカーゴは自転車やバイクを積む『トランポ』としても活躍

広大な荷室を利用してアウトドアに使用する自転車やツーリング用のバイクも積むことができる『トランポ(トランスポーター)』として使うこともできます。
ここで注意が必要なのが、最大積載量と乗車積載方法違反についてです。
積載の注意点
- 軽バンの最大積載量は350㎏までにする必要がある
- 助手席までバイクが乗り出してくると乗車積載方法違反になる(道路交通法第55条2項)
まず最大積載量については4ナンバーの軽バン、軽トラックともに350㎏までと決められており、これを超えると過積載で道路交通法違反となります。
また「乗車積載方法違反」については「 車両の運転者は、運転者の視野若しくはハンドルその他の装置の操作を妨げ、(中略)るような乗車をさせ、又は積載をして車両を運転してはならない。」と規定されており、カーテンの装着や荷物が運転者の視野やハンドル等の操作を妨げるような場合には道路交通法第55条違反となります。助手席の視界を遮らないように注意をしてください。
バイクや自転車の固定にはタイダウンベルトを使ってしっかりと固定をしてください。

走行中にバイクが前後移動しないようにトランポ中はフロントブレーキをしっかりとロックさせる必要があり、そんな時に便利なのがブレーキロックです。安全のためこちらも準備しておきましょう。

一番違いが大きいのはアトレーとハイゼットカーゴの外観
続いて、2台の外観上の違いを見てみましょう。

ハイゼットカーゴは商用車での使用が多いためかシンプルな顔立ちになっており、アトレーはフロントグリルに装飾が加わり乗用車タイプの顔立ちになっています。アトレーはアウトドアにも馴染むような男らしい武骨な顔立ちが好印象です。
アトレーとハイゼットカーゴの装備品の違い
アトレーとハイゼットカーゴの違いが大きくでるのが装備品になります。
ラゲッジボート
アトレーにはラゲッジボートを差し込めるデッキサイドトリムがRSとXのグレードに装備されており、純正オプションのラゲッジボートを組み合わせれば収納力が格段に向上します。
上部空間も余すことなく使えるようになり、キャンプ用品の積み込みなどに重宝しまします。

車中泊に最適なマット
車中泊をするために大切なのは、柔らかいベッドスペースを確保することです。アトレー、ハイゼットカーゴは軽自動車であてもフルフラットにして広々スペースをつくれるので、車中泊をすることも可能です。しかし床がデコボコしていたり、固いとうまく眠ることがきません。
そこでおすすめなのが厚さ10㎝もあるのにコンパクトに収納できる『オンリースタイル車中泊専用マット 』です。

『オンリースタイル車中泊専用マット 』は車中泊マットに必要な「寝心地、コンパクトな収納と簡単な膨らませ方、連結などの機能性」をすべて兼ね備えています。快適な車中泊はマットからです。『オンリースタイル車中泊専用マット 』についてもっと詳しく知りたい人は「軽自動車N-BOXの車中泊マットは『オンリースタイル車中泊専用マット 』で決まり!特長や使い方、デメリットを分かりやすく解説」をぜひお読みください。
両側パワースライドドア
ハイゼットカーゴは両側スライドドアドアイージークローザーという半ドア状態までスライドドアを閉めると全閉してくれる機能が付いています。
アトレーはハイゼットカーゴのイージークローザーに加えて、両側パワースライドドアがRSと、アトレーデッキバンに標準装備されています。
ハイゼットカーゴの装備が少し簡略化さいれていますね。

安全装備【SMART ASSIST】
アトレーとハイゼットカーゴにはどちらもダイハツの安全装備の「SMART ASSIST」通称「スマアシ」がついていますが、機能面が少し違います。アトレーとハイゼットカーゴの一番の違いは「ACC」アクティブクルーズコントロールと「LKC」レーンキープコントロールがアトレーには付いており(RSとアトレーデッキバンに標準装備)、ハイゼットカーゴには付いていないという点です。
長距離を移動するなら、アトレーにするほうが良いでしょう。
その他安全装備の違い
アトレーはハイゼットカーゴの上位車種のため、LEDヘッドランプ、LEDフォグランプなど、多数の装備が標準装備されており、快適性、安全性の面では装備がアトレーが圧倒的に有利です。

アトレーとハイゼットカーゴの価格比較
アトレーとハイゼットカーゴの価格を比較してみましょう。
アトレーとハイゼットカーゴはどちらもCVTの上級グレードで比較をします。
駆動方式 | アトレーRS | ハイゼットカーゴクルーズターボ |
---|---|---|
2WD/CVT | 1,672,000円 | 1,452,000円 |
4WD/CVT | 1,826,000円 | 1,606,000円 |
内装の質や、両側パワースライドドア、ACCの標準装備など装備面での違いが価格に反映されています。
軽バンならスズキのエブリイも
車中泊ようの軽バンをお探しであれば、車中泊をする人に人気の高いスズキのエブリイという選択肢もあります。
スズキのエブリイがどんな車なのか気になるなら、「スズキのエブリイにがっかりしないために知っておきたい残念なデメリット」を読んでみてください。わかりやすく解説しています。
ハイゼットカーゴのグレード「クルーズ」と「デラックス」の違いは

ハイゼットカーゴのグレードの「クルーズ」と「デラックス」はどちらも後部座席があり、4人乗りができますが、クルーズは後席がしっかり使えるような椅子の作りになっています。その代わりにたたんだ時に完全フラットにならず、背もたれの裏が若干斜めになります。自営業者などで自家用車と仕事車を兼用する人向け。
デラックスはリヤシートが付いてるものの、薄くて背もたれも低くてヘッドレストがなく、後部座席に人を乗せて長距離移動は正直なところ厳しいです。そのかわりたたんだ時に完全フラットになります。2人乗れれば良い営業車向けです。
結局アトレーとハイゼットカーゴどちらを選ぶ?
これまでご紹介したように、車体やエンジンなどはアトレーとハイゼットカーゴは共通のため、違いはありませんが、装備品では大きく違ってきます。どちらも4ナンバーですが、快適性や安全装備の充実を重視するなら、標準装備がしっかりついているアトレーで決まりでしょう。
車中泊にはポータブル電源があると家電が使えて便利

アトレーとハイゼットカーゴを車中泊用として考えているのであれば、「外でも使えるコンセント」になる、『Jackery ポータブル電源 708』をおすすめします。

「Jackery ポータブル電源 708」は、191400mAh/708Whの大容量のため、キャンプや車中泊、災害時の緊急電源として2~3日程度使用することができます。スマホやタブレットなどが充電できるUSB-Aを2口、USB-Cポート1口を搭載。また、パソコンの充電や電気毛布などに利用できるAC100Vコンセントは2口、車載冷蔵庫などが使用できるシガーソケットを1口搭載しています。500Wまでなら、最大6台の機器を使用することができます。LEDライトをともしたり、ポットでお湯を沸かしてコーヒーを楽しんだりと車中泊やキャンプの幅がぐっと広がります。
「Jackery ポータブル電源 708」についてもっと詳しく知りたい人は「『Jackery ポータブル電源 708』は便利すぎて買ってはいけない!特長や使い方、デメリット・注意点について解説」をぜひお読みください。
軽バンのアトレー/ハイゼットをキャンピングカーにしてペットと旅行を楽しむ
現在、人との接触を避けられるというともありアウトドアがブームとなっており、それに伴い広い車内で維持費も安い軽バンが注目されています。車中泊の魅力はペットと一緒に移動できるという点も挙げられます。一緒に旅行に行く場合は、移動や宿泊先などペットが同行できる手段・環境が必要ですが、キャンピングカーであればどちらの問題も解決でき、大切な家族のペットと旅行を楽しめます。
ペットとアウトドアを楽しむためにアトレーの購入を検討している方はペットとの旅行で有ると便利なアイテムを紹介した「ペットと一緒にキャンピングカーで旅行がしたい、犬連れキャンプの便利アイテム11選」も読んでみてはいかがでしょうか?
アトレーとハイゼットカーゴを60万円安く買う方法
あなたが、下取りできる愛車をお持ちであればアトレーとハイゼットカーゴを60万円安く買うことができる方法があります。
通常、ディーラーに新車見積に行ったときに一緒に下取り車の査定をしてもらい下取り価格を提示されると思いますが、ディーラーの下取り価格は一般相場よりも安いことが多いです。
下取り価格を最大限に上げる方法が「車一括査定」です。
車一括査定を使う
車一括査定のメリットは3つ。
車一括査定の3つのメリット
- 相見積もりで愛車が高く売れる
- 複数社に手軽に査定依頼でき手間が省ける
- 車一括査定は1社だけの依頼でも査定金額アップの効果がある
というメリットがあります。愛車の下取りを考えている方はこちらの記事「車一括査定の注意点やトラブル対処法、デメリット・メリットをわかりやすく解説」に分かりやすく丁寧に解説をしましたのでご覧ください。
アトレーとハイゼットカーゴの未使用車を買うという選択もアリ
新車を購入する以外にも新品同様の車を購入するという選択肢も考えてみてはいかがでしょうか。
未使用車とは
未使用車は、以前は新古車と呼ばれていたクルマのことで、登録済みでなおかつ使用していない車のことです。正確には「登録済未使用車」と呼ばれます。つまり、ディーラーや中古車販売店を所有者として陸運局に登録した車のことで、新車ではなく一度は人手に渡った状態になった車です。
販売実績をディーラーが欲しいため、「登録=販売した」こととして陸運局に新車の登録を行い、いったん「売れた状態」にして、車両自体は自社で保管し、後にその車両を中古車として販売するということで未使用車が生まれます。
未使用車は「必要最低限の移動のみで、新車とほぼ変わらない状態の車」ということです。
そんな未使用車を探すためにピッタリなのが
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まとめ
今回の記事ではダイハツのアトレーとハイゼットカーゴの違いについて解説をしました。
今回の記事をまとめると次のとおりとなります。
アトレーはハイゼットカーゴの上位車種にあたり、快適装備や安全装備の充実を求めるならアトレーをおすすめする。価格を抑えたいのであれば車体性能やエンジン性能は同じ、ハイゼットカーゴのクルーズターボをおすすめする。
アトレーとハイゼットカーゴはどちらも使い勝手を良く考えた、良い車に仕上がっています。
キャンプや車中泊、趣味に経済性の良い車が欲しいなら、ぜひ検討してみると良いでしょう。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。