クルマのつぶやき

N-VANに「がっかり」しないために知っておきたい残念なデメリット

N-VANのスタイリング
参照元:https://www.honda.co.jp/N-VAN/

こんにちは、きゅうたろうです!

N-VANは軽貨物車だから日常使いで使いづらい点があるんじゃないかと悩んでいませんか?

今回の記事ではホンダ N-VANを購入する上で知っておきたいデメリットを詳しく解説します。

きゅうたろう

この記事は以下のような人におすすめ

  • N-VANの購入を検討している人
  • N-VANのデメリットを知りたい人
  • N-VANを50万円安く買いたい人

N-VANは軽貨物車というカテゴリーの車で【軽バン】とも呼ばれていますが、室内空間がとても広くたくさんの荷物の積載に便利な車です。

今回は当ブログで自動車関連の記事を100記事以上執筆しているボクが、N-VANを購入した後にがっかりしないためのデメリットを解説し、N-VANを安く購入する方法もご説明します。

この記事を読めば、N-VANの特性を納得した上で安く購入できるようになりますよ。

それでは、どうぞ!

軽バン【N-VAN】の車両紹介【スペックと特徴】

N-VANがどんな車か解説します。まずはスペックを見てみましょう。

N-VANのスペック(性能)

販売期間2018年7月13日~
乗車定員2名または4名
駆動方式FF車、4WD車
エンジンS07B型:658cc 直列3気筒DOHC / ターボ
最高出力39kW (53PS)/6,800rpm(NA車)
47kW (64PS)/6,000rpm(ターボ車)
最大トルク64N・m (6.5kgf・m)/4,800rpm (NA車)
104N・m (10.6kgf・m)/2,600rpm (ターボ車)
変速機6速MT(NA車のみ)
CVT
ホイールベース2,520mm
全長3,395mm
全幅1,475mm
全高1,945mm(FF車)
1,960mm(4WD車)
(ハイルーフ:G、L、+STYLE FUN系)
1,850mm(FF車)
1,865mm(4WD車)
(ロールーフ:+STYLE COOL系)
車両重量930-1,020kg
(ハイルーフ:G、L、+STYLE FUN系)
940-1,020kg
(ロールーフ:+STYLE COOL系)
最大積載量2名乗車時
350kg
300kg(+STYLE FUN系、+STYLE COOL系の4WD車)
4名乗車時
200kg

N-VANの燃費

N-VANは2018年にデビューした車ということで、非常に優れた燃費性能を持っています。4WDのターボ車でも17㎞/Lという優れた燃費です。

駆動方式NAターボ
FFFF / CVT19.2km/L
FF 6MT19.8km/L
FF / CVT18.8km/L
4WD4WD / CVT17.4km/L
4WD / 6MT18.0km/L
4WD / CVT17.0km/L

N-VANの特長はシートがフルフラットになる

N-VANをフラットにした画像
参照元:https://www.honda.co.jp/N-VAN/webcatalog/interior/utility/

N-VANは低い床とスクエアのボディーという組み合わせで、軽自動車ながら広大な大容量の空間を実現しています。助手席とリアシートはたたんでフルフラットにできます。

小型貨物自動車という車の特性を最大限に発揮した空間活用です。

小型貨物自動車については「4ナンバーって何?個人で使える?車検費用や車検期間は?税金は?維持費は?」で詳しく解説をしていますので良かったら読んでみてください。

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N-VANは自転車やバイクを積む『トランポ』としても活躍

N-VANにバイクを積載できる

N-VANは広大な荷室を利用してアウトドアに使用する自転車やツーリング用のバイクも積むことができる『トランポ(トランスポーター)』として使うこともできます。ここで注意が必要なのが、最大積載量と乗車積載方法違反についてです。

積載の注意点

  • 軽バンの最大積載量は350㎏までにする必要がある
  • 助手席までバイクが乗り出してくると乗車積載方法違反になる(道路交通法第55条2項)

まず最大積載量については4ナンバーの軽バン、軽トラックともに350㎏までと決められており、これを超えると過積載で道路交通法違反となります。

また「乗車積載方法違反」については「 車両の運転者は、運転者の視野若しくはハンドルその他の装置の操作を妨げ、(中略)るような乗車をさせ、又は積載をして車両を運転してはならない。」と規定されており、カーテンの装着や荷物が運転者の視野やハンドル等の操作を妨げるような場合には道路交通法第55条違反となります。助手席の視界を遮らないように注意をしてください。

バイクや自転車の固定にはタイダウンベルトを使ってしっかりと固定をしてください。

走行中にバイクが前後移動しないようにトランポ中はフロントブレーキをしっかりとロックさせる必要があり、そんな時に便利なのがブレーキロックです。安全のためこちらも準備しておきましょう。

N-VANはセンターピラーレスで荷物の出し入れがしやすい

N-VANはピラーレスで開口部が広く荷物の出し入れがしやすい

軽バン初のピラーレス仕様を採用しており、助手席側から荷室に簡単にアクセスできるようになっています。

ピラーレスだからといって車体剛性が低くならないように、助手席ドアとスライドドアにピラー機能を持たせて高い衝突安全性能を確保しています。

N-VANには6MTの設定がある

N-VANの6速MT

NA車のみですが、CVTの他に6速マニュアルのMTを選ぶことができます。

小さいエンジンで、最適なギアを自分で選びながら小気味よい運転を楽しみたいのであれば、MTを選んで乗るのも楽しいでしょう。

N-VANは普段使いにも趣味にも使える使い勝手の良さ

N-VANで

後部座席をたたまなくても、荷室が広いので買い物袋をリアハッチから載せることができ、普段使いとしての車でも申し分ないです。

運転席はリクライニングして、助手席はテーブルモードにでき、さらにオプションアイテムを組み合わせると、大人2人が足を伸ばせるスペースが完成します。

クルマの中が居心地のいい空間になれば、行動範囲もぐっと広がります。キャンプや車中泊など趣味の車としても大活躍です。

N-VANを車中泊のクルマとして購入を考えている人は「N-VAN車中泊はマットがあれば超快適!」こちらの記事に詳しく書きましたのでぜひ読んでみてください。

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N-VANのがっかりする不満な点

N-VANのがっかりするところ

N-VANのがっかりしてしまう、不満な点を見てみましょう。不満な点を理解していれば

エンジン音、ロードノイズがうるさくてがっかり

N-VANのエンジン

Nスズキエブリィなど他の軽バンは前席下にエンジンが搭載されていますが、N-VANはボンネットにエンジンが搭載されており軽バンの中では遮音性に優れています。

しかし、乗用車タイプの車に比べると積載性などの室内空間を優先しているので、吸音材や遮音材が省かれている部分もあり、エンジン音やロードノイズが大きめに車内に侵入してきます。

車の使用目的上、静寂性はあきらめるしかないですね。

助手席のシートが簡素すぎてがっかり(助手席の快適化)

N-VANの助手席は簡素

N-VANの助手席は床下に収納できるように簡素な作りとなっており、助手席の座り心地を犠牲にしています。そのまま長時間移動するとお尻が痛くなってしまいます。

助手席の快適化をするにはクッションを1枚敷くなど工夫が必要をして対処してください。

おすすめはゲルクッションで、適度な硬さと柔らかさがあり、お尻をしっかり支えてくれます。

助手席のシートが前後に動かせなくてがっかり

N-VANの助手席は前後に動かせない

フルフラットに出来る代償として、助手席が前後にスライドすることができない点もがっかりするところの1つです。

170㎝の男性が座っても、ダッシュボードにヒザが当たることはありませんが、十分なスペースではありません。

前席の居住性を求める人はN-BOXなどの乗用車タイプを選ぶほうがいいでしょう。

後部座席は簡素なベンチシートにがっかり

N-VANの後部座席は簡素な作り

フルフラットできるように後部座席はベンチシートとなっており、リアシートも簡素な作りとなっています。

大人の男性が座ると前席と膝の間にはこぶし1個分の余裕もなく、かなり狭い作りとなっています。

ヘッドレストもないため、後部座席は人を乗せて長時間移動するのに向いていないです。

4ナンバー車ということで荷物の積載を優先した軽貨物車のため、割り切りが必要です。ただこのシートのおかげで、広大な荷室スペースを作り出すことができます。家族で移動する機会が多い人はメインカーでの運用は難しいかもしれません。

後部座席の座り心地も乗用車タイプのN-BOXに軍配が上がります。

リアのタイヤハウスが出っ張っていてがっかり

N-VANの荷室のタイヤハウスが張り出している

どうしてもしょうがない部分ではありますが、リアのタイヤハウスが張り出しているので完全なスクエア空間としては使えない点ががっかりポイントです。

N-VANの荷室を使いやすくする棚のアクセサリー

純正の棚が用意されており、タイヤハウスの出っ張りを利用して棚の設置ができるので、車中泊用のベッド設置や荷物棚を置く人にはメリットとして活用できます。

2人組キャンパーであれば後部座席も格納してキャンプ用品もしこたま積み込むことができますね。

車中泊の室内長が2人だと狭くてがっかり

N-VAN室内長

助手席を倒した時の荷室長は約260㎝なのでこちら側は問題ないのですが、運転席側の荷室長は約150㎝で運転席をMAXまで前に引いても160㎝ちょっとなので、2人で足を伸び伸びとはいきません。

軽自動車の枠の中でこれだけの室内長があるだけでもすごいことなので、工夫しながら車中泊をするしかないですね。

車中泊に最適なマット

車中泊をするために大切なのは、柔らかいベッドスペースを確保することです。N-VANは完全フルフラットにできるので、デコボコは気にならないのですが、床が固いとうまく眠ることがきません。そこでおすすめなのが厚さ10㎝もあるのにコンパクトに収納できる『オンリースタイル車中泊専用マット 』です。

『オンリースタイル車中泊専用マット 標準サイズ』

『オンリースタイル車中泊専用マット 』は車中泊マットに必要な「寝心地、コンパクトな収納と簡単な膨らませ方、連結などの機能性」をすべて兼ね備えています。快適な車中泊はマットからです。『オンリースタイル車中泊専用マット 』についてもっと詳しく知りたい人は軽自動車N-BOXの車中泊マットは『オンリースタイル車中泊専用マット 』で決まり!特長や使い方、デメリットを分かりやすく解説」をぜひお読みください。

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小物入れの収納が少なくてがっかり

N-VANの小物入れは少し物足りない

N-VANは室内空間を優先するために、ダッシュボード周りも簡素化されており、小物入れが少ない点は良く確認しておく必要があります。

ビジネスユースも想定されているので最低限の使い勝手は考慮されているので、何も置くことができなくて困ることはないです。

後部座席の窓がポップアップウィンドウでがっかり

N-VANのリアポップアップウィンドウガラス
参照元:https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1807/12/news080_4.html

リアのガラスは乗用車タイプの車には見られないポップアップウィンドウとなっています。大きな開口ができないので、夏場に暑い空気をすぐに逃がしたいときにちょっと不便を感じるかもしれませんね。

手動で動かさなければいけない点もがっかりポイントです。軽貨物車で設計されているが故ですね。

価格が高くてがっかり

N-VANのグレードはG、L、+STYLEFUN、+STYLEFUNターボとなっており、エンジンは+STYLEFUNターボのみターボ車でそれ以外はNAエンジンとなります。

税込み小売り希望価格GL+STYLEFUN+STYLEFUNターボ
FF/CVT1,276,000円1,405,800円1,629,100円1,739,100円
4WD/CVT1,387,100円1,516,900円1,762,200円1,872,200円

日常使いも考慮すると電動ミラーなどが付いたL以上のグレードが対象となります。

一番高いモデルはターボの4WDグレードで1,872,200円となり、決して安い価格ではありません。

商用車でよく使われている、ダイハツ・ハイゼットカーゴは95万円~、スズキ・エブリイは96万円~ですから、ライバルとは大きな価格差があります。

N-VANのフルフラットに点にどれだけ魅力を感じられるかが購入するかどうかのポイントになると思います。

フラットな広大な荷室に大きな荷物を詰め込んで大自然に乗り込んでいく楽しさを考えたら決して高い価格ではないのかもしれません。

他の人気の軽バン

軽バンには他にも人気のある車が複数あります。その内の一台がスズキのエブリイです。こちらも4ナンバーの軽貨物車で非常に広い荷室をもっています。スズキのエブリイについては「スズキのエブリイにがっかりしないために知っておきたい残念なデメリット」こちらの記事に詳しく書きましたのでぜひ読んでみてください。

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外部電源がないところでは家電製品が使えない

N-VANには外部電源オプションがある

N-VANには外部電源のオプション設定がありますが、外部電源取り込みができるキャンプ場でないともちろん使うことができません。そんなときには『Jackery ポータブル電源 1000 Pro』を車に積んでおくことをおすすめします。

Jackery ポータブル電源 1000 Pro』の特長

使いやすくなった『Jackery ポータブル電源 1000 Pro』

大人気のポータブル電源 1000がProにアップグレード。Jackery ポータブル電源 1000Pro』は、充電速度が従来モデルより76%向上。最速1.8時間で、ソーラーパネル、コンセントを使って高速フル充電が可能になったモデルです。

Jackery ポータブル電源 1000Pro』は、278400mAh/1002Whの大容量定格出力1000W、瞬間最大出力2000Wのため、モニターやファン、炊飯器などの高出力家電を使用することができます。本製品は純正弦波を採用しており、家電製品を安定して給電できるのも特徴。蓄電池なので音も静かキャンプ、車中泊で使っても作動音を気にする必要がありません。停電時の緊急電源としても最適です。1002Whという大容量ながら340×260×255mmのコンパクト設計重量は約11.5kgとなっており、手軽に持ち運ぶことができます。

Jackery ポータブル電源 1000Proはコチラから

『Jackery ポータブル電源 1000 Pro』についてもっと詳しく知りたい人は『Jackery ポータブル電源 1000 Pro』は便利すぎて買ってはいけない!特長や使い方、デメリット・注意点について解説」をぜひお読みください。

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N-VANを50万円安く買う方法は下取り車を高く売ること!

あなたが、下取りできる愛車をお持ちであればN-VANを50万円安く買うことができる方法があります。

通常、ディーラーに新車見積に行ったときに一緒に下取り車の査定をしてもらい下取り価格を提示されると思いますが、ディーラーの下取り価格は一般相場よりも安いことが多いです。

下取り価格を最大限に上げる方法が「車一括査定」です。

車一括査定のメリットは3つ。

車一括査定の3つのメリット

  1. 相見積もりで愛車が高く売れる
  2. 複数社に手軽に査定依頼でき手間が省ける
  3. 車一括査定は1社だけの依頼でも査定金額アップの効果がある

というメリットがあります。愛車の下取りを考えている方はこちらの記事「車一括査定の注意点やトラブル対処法、デメリット・メリットをわかりやすく解説」に分かりやすく丁寧に解説をしましたのでご覧ください。

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未使用車とは

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販売実績をディーラーが欲しいため、「登録=販売した」こととして陸運局に新車の登録を行い、いったん「売れた状態」にして、車両自体は自社で保管し、後にその車両を中古車として販売するということで未使用車が生まれます。

未使用車は「必要最低限の移動のみで、新車とほぼ変わらない状態の車」ということです。

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まとめ:N-VANのがっかりポイントを理解して購入することが大事

N-VANのがっかりポイントを解説しましたが、自分のライフスタイルに合わせてN-VANを使っていけそうでしょうか?

N-VANは非常に優れたパッケージングで作られた車です。

日常使いから趣味のアウトドアまでオールマイティーにこなせるN-VANはきっと楽しい毎日を作ってくれるはずです。

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。

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