こんにちは、きゅうたろうです!
固着したネジを強引に回したらネジ山を潰してしまった!どうしよう?と悩んでいませんか?そんなときはエンジニアの『ネジザウルスSE PZ-22』でネジを回すことができるようになります。
この記事は以下のような人におすすめ!
- ネジ山をなめて潰してしまった人
- 旧車のメンテナンスをする人
- ネジザウルスSEが気になる人
ガチガチに固着したネジを無理やり回そうとしてネジ山を潰してしまった経験はあなたもあるのではないでしょうか?今回の記事では、当ブログで自動車関連の記事を100記事以上執筆しているボクが、エンジニアの『ネジザウルスSE』の仕組みなどを分かりやすく解説をします。
この記事を読めば、固着したネジも怖くなくなりますよ!
それでは、どうぞ!
エンジニアってどんな会社
エンジニアは1948年に大阪で「双葉工具製作所」として作業用工具の製造販売を創業。2002年に現在の「エンジニア」に社名を変更。プライヤ・ペンチを主力に、ネジザウルスシリーズを開発し主力商品となっています。
もちろん生産は日本国内。安心のMade in Japanです。
『ネジザウルスSE』の対象ネジは
ネジザウルスの対象ネジは少しでも頭が出ているネジであれば、なめたネジ、トラスネジ、錆びたネジ、特殊ネジでもガッチリとネジザウルスがくわえ込んで回すことができます。
ネジザウルスSEの対応ネジサイズ:φ3~11mmです。
【ネジザウルスSE PZ-22】
『ネジザウルスSE』の仕組み(特長)は
ネジザウルスはどんな仕組みでなめたネジを外すことができるのでしょうか。ネジザウルスの仕組みと特長を詳しく見ていきましょう。
ネジザウルスSEの特長①
ネジザウルスの最大の特長が顎の部分の溝になります。通常のペンチやプライヤーは横溝しかないため、ネジの頭をつかんでも滑ってしまい回すことができません。ネジザウルスは縦にも溝が掘ってあり、この縦溝がネジの頭をガッチリ掴んでネジを回します。
頭の薄い平行ピンやカーペットピンも簡単に抜くことができます。
ネジザウルスSEの特長②
掴みやすいグリップの大きさで、グリップの素材も柔らかいエラストマーで強い力をかけても手が痛くなりにくいです。
ネジザウルスSEのサイズ
ネジザウルスSEのレビューコメント
ナメネジが綺麗に取れます。なめたネジをつかんで回せるので、使い勝手が良い。気に入ってます。
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すごい‼️一発でした。色々買いましたが、これで一発でした。
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力が必要ですが使える。ドライバーが噛まなくなり、しかも木の内部で錆びていたネジをしっかりと外すことができました。ドライバーを滑らさないためにはそれなりに力が必要ですが、色んな大きさのネジに対応できるようになっており、お得感はありますが、別の用途には使えないと思います。
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簡単に抜ける!完全にネジ山が潰れてしまった、5mm径/1mm厚のネジを取り外すために使用。かみ合わせ最高であっさり回して取り外すことができました!
PCのM.2 SSD用の平ネジのネジ山が完全に潰れてしまって、スペーサー毎交換しないとダメかな~と思ったんですが、スペーサーセットだとそこそこいい値段が・・・。前々から、ネジザウルスはあったら便利だよなぁ~と思っていたので、スペーサーを買わなければだいぶお値段安く済むので、どうせなら長く使えるものに使ったほうがいいよなと、ダメ元で購入!結果は前述の通り、普通のラジオペンチではまったく回せなかったネジがすんなりと回ってくれました。そんなに高いものでもないので、何か困ったとき用に買っておくと凄くスッキリできるいい商品です。
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『ネジザウルスSE』の使い方
ネジザウルスSEで固着してなめたネジを外す方法について解説をします。
使い方①:固着したネジにラスペネを吹く
ネジザウルスSEでなめたネジを回す前に、錆で固着したネジを回しやすくする必要があります。そんな時におすすめするのがワコーズの『ラスペネ』です。ラスペネをシュっとひと吹きしてからネジザウルスSEで回しましょう。固着が頑固なようであればラスペネを吹き付けて一晩おいてからネジザウルスSEでネジを回してみるとよいでしょう。
ラスペネはワコーズが発売している強力な浸透力と防錆性を有するフッ素化合物の浸透潤滑油剤です。360°すべての傾きで噴射可能な特殊バルブと折りたたみ式ノズルを採用しており、遠距離や狭い場所へも容易に噴射できます。
普通は注油する時は洗車した後に水気を拭き取るか、乾くまで待たなければいけないのですが、ラスペネは水置換性なので水に濡れた状態でも水と置き換わって浸透して効果を発揮します。
噴射剤にCO2を採用し内容量を極限の350mlまで増大した業務用タイプになります。
ラスペネ4つの性能
- 浸透性・・・錆で固着したボルト・ナットの微小な隙間にも確実に浸透してボルト・ナットを緩めます
- 潤滑性・・・使用箇所の作動をスムーズに維持する耐荷重性・耐摩耗性・低摩擦係数に優れた潤滑剤
- 防錆性・・・長期にわたり錆を防ぎ、スムーズな作動を維持する防錆性
- 水置換性・・・濡れた箇所に噴霧するだけで直ちに水と置き換わる水置換性という性質で即座に浸透・潤滑・防錆効果を発揮
ラスペネについてもっと詳しく知りたい人は「錆びたボルトにワコーズ『ラスペネ』!使用上の注意点と効果や使い方」をぜひお読みください。
使い方②:ネジザウルスSEでネジの頭を掴んで外す
ネジザウルスSEを使ってネジを回すときにはネジに垂直に立てるようにして掴んでください。なるべくネジの頭を掴む面積を大きくとってあげることで、強力にネジの頭を挟み込んでネジが外れやすくなります。
ネジザウルスの公式動画
ネジザウルスについて社長自ら説明してくれている公式動画があるので、ネジザウルスの特長について動画で確認したい方はコチラをどうぞ。
ネジザウルスSEとネジザウルスGTの違い
ネジザウルスSEはネジザウルスGTよりも安い価格設定になっていますが、違いは何でしょうか?
ネジザウルスSEとGTの違い①:カッターがある
ネジザウルスGTには電線をカットできるカッターが付いていますが、SEにはカッターがありません。
ネジザウルスSEとGTの違い②:バネ入りでラクラク
ネジザウルスGTの支点部分には取り外し可能バネが取り付けてあり、開閉の補助をしてくれるので掴んだり放したりの作業が簡単に繰り返しできます。
ネジザウルスSEとGTの違い③:SEがグリップ部分が長く力が入りやすい
ネジザウルスSEはネジザウルスGTに比べてグリップ部分の長さが長くなっており、テコの原理でSEのほうが力がかけやすい設計となっています。女性や力の弱い方はSEの方が少ない力でネジを回すことができます。
【ネジザウルスSE PZ-22】
【ネジザウルスGT PZ-58】
サビ取り錆防止には『花咲かGラストリムーバー』が効果的
ネジをなめてしまう原因がサビによるネジの固着です。固着したものはラスペネを使って回しやすくするという方法もありますが、そもそもサビにくくすることも大切です。錆び落としと錆びにくくするコーティングをしてくれるアイテムでおすすめなのが『花咲かGラストリムーバー』です。
花咲かGラストリムーバーの成分は『精製水、リン酸、酸化防止剤、他』となっています。リン酸が錆びを落としてくれる役割をします。錆びた箇所にハケで塗って使います。効果は錆び取りと防錆!錆びた箇所にハケで塗布すると、錆を除去し、約3ミクロンの灰白色の紡績皮膜を形成し、あらたな錆の発生を抑えてくれます。
サビ落としとサビにくくする対策が両方できる『花咲かGラストリムーバー』を用意しておくのはおすすめです。
『花咲かGラストリムーバー』についてもっと詳しく知りたい人は「榮技研『花咲かGラストリムーバー』の使い方や注意点について詳しく解説」をぜひお読みください。
回るネジには『電ドラボールプラス』で電動ネジ回し
なめたネジも新品に交換して、簡単に外せるようになったなら、コンパクトな電動ねじ回しの『電ドラボールプラス』を使ってみるのはいかがでしょうか。電動ドライバーといえばインパクトドライバーのような大きめの工具を想像しますが、電ドラボールプラスは通常のドライバーと大差ない大きさで電動ネジ回しができます。3段階にスピードとトルクが調整でき、しかも手動での本締めもできるんです。ビットの交換も可能なのでどんなサイズのネジも回すことができます。ビットは電動ドライバーのビットをお持ちであればそれを付けることができるのもうれしいポイントです。
これ1本あれば、作業効率がアップするので、ネジを回すときにイライラしてしまう人におすすめです。
電ドラボールプラスについてもっと詳しく知りたい人は「ベッセル『電動ボールグリップドライバー』の特長やメリット・デメリットや注意点を分かりやすく解説」をぜひお読みください。
まとめ
今回の記事ではエンジニアの『ネジザウルスSE』の仕組みや特長、使い方について分かりやすく解説をしました。どんなに気を付けていても錆びて固着したネジの頭をなめてしまうことはあります。そんなときに慌てず、縦溝が顎に掘ってある『ネジザウルスSE』を使えばネジの頭をガッチリつかんでネジを回すことができるようになります。
ネジをなめてしまって困っている人はぜひ『ネジザウルスSE』を試してみてはいかがでしょうか。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
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