こんにちは、きゅうたろうです!
車やバイクの愛車のボディを綺麗に保ちたいけど、手軽に自分でメンテナンスできる方法はないかな?と悩んでいませんか?
今回の記事では、ワコーズの『VACバリアスコート』の失敗しない使い方やメリット・デメリットについてわかりやすく解説をします。
この記事は以下のような人におすすめ!
- 自分でボディをコーティングするアイテムや方法を知りたい人
- バリアスコートがどんなアイテムか詳しく知りたい人
- バリアスコートの失敗しない使い方を知りたい人
いつまでも自分の愛車を綺麗に保っていたいですよね。プロにボディコーティングを依頼すると、数万円~十数万円かかるのが相場です。リーズナブルに自分でボディをメンテナンスが出来たらいいですよね。今回は当ブログで自動車関連の記事を70記事以上執筆しているボクが大人気商品のワコーズの『バリアスコート』を実際に購入して自分の愛車のコペンに試してみました。バリアスコートの使い方を含めて詳しく解説をします。
この記事を読めば、自分で愛車のコーディングを失敗せずに行うことができるようになりますよ。
それでは、どうぞ!
カーコーティング剤の種類
カーコーティングには3つの種類があるのをご存じでしょうか?それぞれ成分や施工方法・特徴が違います。今回解説しているWAKOSのバリアスコートはガラス系のコーティング剤です。それではコーティング剤の種類や特性について解説をしていきます。
ワックス
昔からあるカーワックスについて解説をします。カーワックスの多くはカルナバロウ(ヤシ成分の天然の蝋)を主成分として使用しており、塗装表面に塗り広げる事で撥水効果を持たせるものです。服や靴に防水スプレーをかけるような感じです。同時に蝋の成分により、ボディ表面の艶と塗装の劣化を防ぐ効果があります。コーディングに比べると持続効果時間は短く、雨などにより成分が剥がれていきます。
カーワックスは、強い撥水効果によって見た目も美しく、深い独特な艶が得られます。
メリットは洗車をした後にボディに塗り広げ、タオルで拭き上げるという施工方法が簡単な点です。また値段も安いというのも大きなメリットです。
デメリットは効果の持続時間が短く、成分に含まれるシリコンが雨で流れ、ガラス表面に油膜を作る場合があります。
ポリマー系コーティング
ワックスの次に普及したポリマーコーティングはフッ素やシリコンを含む高分子化合物を車の塗装面に塗布します。塗装面にポリマー被膜を形成することで車の光沢を向上させたり、撥水性能を実現させることができます。車が汚れても水洗いで簡単に落とせるようなるためお手入れがとても楽になります。ポリマーコーティングは樹脂コーティングとも呼ばれております。
メリットはガラス系コーティングに比べて安価に気軽にコーティングできます。また自分でも施工をすることができ、愛車に光沢と艶を出すことができます。
デメリットは効果の持続時間が短い点です。物によって違いますが効果は3か月から6か月程度です。また成分により油性系の汚れが付きやすく、ガラス系コーティングに比べて洗車時の汚れ落ちが悪い点です。
ガラス系コーティング
続いてガラス系コーティングですが、「ガラス系」は名称のとおりガラスを原料とするカーコーティング剤で、登場から比較的日が浅い技術です。施工費はポリマー系に比べると高くなりますが、持続時間が長く、撥水効果が高いのが特徴です。ガラスコーティングは被膜が非常に硬く丈夫なため寿命が長く塗装面を長期間綺麗な状態に保ちます。油性系汚れも付着しづらくしづらくなり洗車時の汚れ落ちも抜群となります。
メリットは効果の持続時間がポリマー系コーティングよりさらに長い点です。プロが施工すると3年~5年程度もつものもあります。被膜が固いため傷が入りにくく、被膜の厚みがあることで光沢に優れます。熱で剥がれにくいという特性もあります。油性系の汚れが付着しづらく簡単に洗車で落とせます。
プロに頼んだ場合施工費用が高額で施工に時間がかかる点です。
バリアスコートとは
ワコーズのバリアスコートはさらなる美観を求め、従来のWハイブリッドポリマーに高密度レジンをプラスし、ワコーズがバリアスコートリキッドで得たノウハウを駆使し、簡単施工でさらなる深みのあるツヤや光沢を実現しました。
バリアスコートは施工面とWハイブリッドポリマー層を強固に結び付け、耐久性の高い保護層を実現、持続力は最長6ヶ月、コーティング後のメンテナンスは非常に簡単で、水洗いだけで光沢を保持できます。
バリアスコートの用途
バリアスコートはオートバイ・自動車のボディやホイール・レンズ類・スクリーン類・ヘルメット・シールド(ミラーシールド加工等の特殊コーティングしているものを除く)など、金属・樹脂塗装面の「洗浄・保護・コート」を行います。
バリアスコートの効果持続期間は
バリアスコートはガラス系のコーティング剤で持続可能な期間は最長6か月程度となっています。
バリアスコートのメリット
バリアスコートのメリットはガラス系のコーティングを自分で安価で簡単に施工できる点です。バリアスコートは被膜を形成して磨き傷を消してくれ、ボディに艶を出してくれます。硬い被膜のため効果期間も6か月と長い点もメリットです。
濡れたままのボディにも使用できるので洗車後にすぐにお使いいただけます。
バリアスコートのデメリット
バリアスコートのデメリットは濃紺色系のボディだと塗りムラができてしまう点です。何度か施工を繰り返し、慣れが必要になります。またすべての人におすすめできるアイテムではなく、コーティング剤を今までも使ったことがある人なら問題ないですが、初めてコーティング剤を使う人だとムラができてしまうこともあります。目立ちにくいところから施工して、慣れるというのも上手に使うポイントになります。
バリアスコートの注意点
- バリアスコートは二層に分かれている為、使用直前に容器をよく振ってください。(倒立噴射はしないでください)
- 揮発性が高いので気温や施工表面の温度に注意が必要。炎天下やボディーが熱い時は、シミ、色ムラが発生したり、拭き取りにくくなるので使用しないでください。
- キズの原因になるので風の強い時や砂ぼこりの多い所では使用しないでください。
- 塗布したまま放置すると拭き取りが困難になったり、シミ、色ムラの原因になることがありますので、塗布後は速やかにふき取ってください。
- スクリーンやシールド、レンズ等のミラーコーティングや特殊な表面処理をしているものには使用しないでください。
- バリアスコートはフロントガラスなどには使用しないでください。油膜を形成して曇りやすくなってしまいます。
その他のコーティング剤の紹介
バリアスコートに並ぶ人気を誇るのが『プレクサス』です。
プレクサスは、戦闘機のキャノピー(強化プラスチック)をクリアに保つため開発されたプラスチック専用整備品です。パイロットのクリアな視界を保つことがパイロットの命を守ることに繋がるため、戦闘機にも使えるプレクサスは非常に優れたアイテムとなっています。
過酷な環境下でも傷つけることなく洗浄・コーティングが行えるよう作られたその性能は、米軍品質検査基準「Fed・Spec・P-P-560」をクリアしており、レースのような過酷な状況でも愛車を綺麗に保護するため、モータースポーツ界で重宝されています。
プレクサスについて詳しく知りたい方は「プレクサスのデメリットは?使えない場所や効果などをわかりやすく解説」をぜひお読みください。
バリアスコートの『失敗しない』使い方
バリアスコートを施工する場合は下記の手順で行ってください。今回ボクのコペンで実際に施工してみました。
使い方①:あらかじめ洗車し、砂ぼこりや汚れを落してください
この時に磨き傷となる、花粉や埃、鉄粉を綺麗に除去しておくと仕上がりが非常に綺麗になります。コーティングやワックスをするうえで、下地処理は大切で、下地処理を行うことでつるつるテカテカのボディになります。
バリアスコートは水が残っていても(濡れていても)施工することが可能です。
【鉄粉を除去してくれるクリーナー】
ボディーに付着してしまった鉄粉及びアルミホイールのブレーキダストを簡単に除去することができます。研磨剤を含んでなくボディーに無用なダメージを与えません。鉄粉と反応し浮き上がらせますので簡単な作業で落とすことができます。業務用で高濃度なので、一般に売られているものとは落ちが違います。使い場合は原液~3倍希釈で使用してください。クリーナーをかけると鉄粉に反応して紫色に変わります。
【鉄粉除去と言えば粘土】
ボディーに付いた鉄粉を除去するのに昔から使われている粘土。まずは手のひら程度に伸ばします。
使い方は簡単で一度洗車をして綺麗になったボディーに水をかけながら薄く伸ばした粘土を掌に乗せてボディーを軽く撫でます。これだけで粘土が鉄粉をからめとり、つるつるボディになります。
コペンの屋根を撫でただけでこれだけ黒くなりました。汚くなったら練り込んで綺麗な面を作り、ボディ全体を撫でてください。
使い方:②バリアスコートの適量を塗面に約30cm離して直接スプレー塗布してください
バリアスコートは濡れたままのボディにも施工できます。ワコーズバリアスコートに付属しているクロスを使って塗っていく場合、クロスに吹きかけるスプレーの量は少なくしましょう。ワコーズバリアスコートは少量でもかなり伸びるからです。大量に塗り込んでしまうと、ムラの原因になります。適量を塗り込むことで、拭き取りもしやすくなります。塗布が少ないと感じるときは何度か同じ作業を繰り返して塗り込んでください。
バリヤスコートは灯油のようなニオイがするので、換気の良いところで作業をしてください。
使い方③:乾く前に速やかに専用クロスまたはウェスでタテ・ヨコにまんべんなくすり込ようにして拭き上げてください
乾く前に拭き取りが必要なので、一気に施工するのではなく1~2パネル毎に分けて施工をしましょう。その際、2種類のクロスを用意しておきます。粗拭き用と仕上げ用の2枚です。粗拭き用のクロスで液剤をほとんど拭き取りをしたあとにすぐに、仕上げ用のクロスで拭きあげます。
こうすることによってムラが発生しにくくなります。もし拭きムラが発生したときは、専用のクロスまたはウェスに少し水を含ませて拭き上げてください。
コーティング前の屋根です。2008年式のボクのコペンはクリア層が劣化してきているので、雲もくすんで映っています。
コーティング後のコペンの屋根です。鏡面仕上げとまではいかないですが、雲の映り込みがはっきりとしました。確実に効果はあります。
バリアスコートの施工が完了したボクのコペンです。映り込みがはっきりとして、全体的にスッキリした印象になりました。2008年式の車とは思えないくらいにピカピカで、満足な仕上がりです。DIYでここまでできれば十分だと感じました。
バリアスコートの剥がし方
バリアスコートをもし剥がしたい時には、シリコンオフをクロスに吹き、そのクロスで施工面を擦ってください。
雨シミや水アカが付着する原因5つ
コーティングによりつるつるテカテカのボディにすることに加えて、綺麗なボディを保つためには雨シミや水アカを付着させないことも重要です。
雨シミや水アカが付着する原因5つあります。
5つの原因
- 洗車の頻度が少ない
- 井戸水洗車している(ミネラル分が水垢の原因となる)
- コーティング施工後のメンテナンスを行っていない
- 晴れた日に(炎天下)で洗車を行っている
- 洗車後の水分をしっかりと拭き上げていない
上記の点を注意して、普段からボディに雨シミや水アカがつかないようにしましょう。
ワコーズ『フューエルワン』でエンジン内部も綺麗にしてみては
ボディを綺麗にしたらワコーズの大人気ガソリン添加剤『フューエルワン』でエンジン内部も綺麗にしてみてはいかがでしょうか?
ガソリン添加剤とは、ガソリンに混ぜてエンジンを動かすことで、燃焼室、吸排気バルブ、インジェクターなどに蓄積したカーボン・ワニス・ガム室などを除去し、エンジンの性能を回復させる効果を発揮します。
フューエルワンについて興味がある方は「【ガソリン添加剤】フューエルワンの「デメリット」と「効果」をわかりやすく解説」に分かりやすくまとめましたのでぜひお読みください。
まとめ
今回の記事ではワコーズのバリアスコートの失敗しない使い方やメリット、デメリット・注意点について解説をしました。
ボクも実際に自分のダイハツコペンに試してみましたが、バリアスコートは簡単に自分で施工でき、ワックスと違い効果も最長6か月続くという非常に優れたコーティング剤です。雨や虫の死骸、花粉などからボディを守るために定期的に使用してみてはいかがでしょうか?
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。