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「ABCトリオ」AZ-1、ビート、カプチーノのスペックや特長について詳しく解説

ABCトリオ AZ-1 ビート カプチーノ

こんにちは、きゅうたろうです!

1990年代に軽自動車のスポーツカーが元気だったって知っていますか?

「ABCトリオ」と呼ばれた3台の軽自動車スポーツカーがありました。Aはマツダオートザムから販売されていた「AZ-1」Bはホンダから販売されていた「ビート」Cはスズキから販売されていた「カプチーノ」です。

今回はこの30年以上前に発売されていた軽自動車スポーツカーついてスペックや特長を解説します。

きゅうたろう

この記事は以下のような人におすすめ!

  • 軽自動車スポーツカーについて興味がある人
  • 小さい車が大好きな人
  • ABCトリオのどれかを中古購入を考えている人

2022年現在、新車で購入できる軽自動車のオープンスポーツタイプのクルマはホンダS660が販売終了したため、ダイハツコペンだけになってしまいました。軽自動車のスポーツカーは車体が軽く運転していて楽しい、パーツなどの費用や、税金が安いというメリットがあります。そんな軽自動車スポーツカーのジャンルを最初に作り出した3台の自動車について、当ブログで自動車関連の記事を100記事以上執筆しているボクが分かりやすく解説をします。

この記事を読めば、ABCトリオと呼ばれたAZ-1、ビート、カプチーノについてスペックや特長を詳しく理解することができるようになりますよ!

それでは、どうぞ!

「A」:マツダオートザム AZ-1のスペックと特長

マツダオートザムAZ-1
マツダオートザムAZ-1

AZ-1のスペック車両データ

販売期間1992年10月~1995年9月
設計統括平井敏彦
乗車定員2名
ボディタイプ2ドアクーペ(ガルウィングドア)
エンジン位置リアミッドシップ
駆動方式MR
エンジンF6A型657cc直3DOHCターボ
最高出力64ps/6,500rpm
最大トルク8.7 kgf·m/4,000 rpm
変速機5速MT
ホイールベース2,235mm
全長3,295mm
全幅1,395mm
全高1,150mm
車両重量720kg

AZ-1の特長

マツダオートザムAZ-1は1992年10月に発売され、リアミッドシップにエンジンを積み、ガルウィングドアを採用し、外装にはFRP素材を多用し720㎏という軽量ボディから「世界最小のスーパーカー」と呼ばれた。

マツダオートザムAZ-1のリア

グラスキャノピーデザインを採用し、ルーフ部のガラスに光の透過率を30%に押させたセラミック処理を施し、快適性に配慮はしているが実際には太陽に照らされて車内は暑くなりやすかったようだ。

ボディは外装を簡単に取り外せるスケルトンモノコックという特殊なフレーム(メイン部材はペリメーター型)を採用して剛性を高め、外装がない状態でも走行が可能である(外装なしでの公道走行は不可)

外観だけではなく走行性能は本格的スポーツカーそのものである。パワートレインはアルトワークスと共通で、F6A型3気筒DOHCターボエンジンをキャビン後部に(ミッドシップ)搭載し、ステアリングのロックトゥロックが2.2回転という機敏な操作性と軽量ボディとの組み合わせにより「究極のハンドリングマシーン」と銘打たれていた。

しかし、足回り(特にリアサスペンション)の設計上コーナリング時のジオメトリー変化が極めて大きく、重心位置と相まってスピンや横転事故が多発した。また、極度のリア荷重のためフロントタイヤの接地面積が足りず、直進安定性の低さを指摘する評価もあった。ガルウィングドアに関しては、サイドシルがシートの座面よりも高いため、乗り降りにはコツが必要だった。

「B」:ホンダ ビートのスペックと特長

ホンダビート

ビートのスペック車両データ

販売期間1991年~1996年
乗車定員2名
ボディタイプ2ドアオープン
駆動方式MR
エンジンE07A型:直3 SOHC 656cc(無鉛レギュラーガソリン使用)
最高出力64PS/8,100rpm
最大トルク6.1kgf·m/7,000rpm
変速機5速MT
ホイールベース2,280mm
全長3,295mm
全幅1,395mm
全高1,175mm
車両重量760kg

ビートの特長

ホンダビートは1991年に発売され、量産車として世界初のミッドシップでフルオープンモノコックボディを採用し、サスペンションは軽自動車においてはスバル以外では数少ない四輪独立懸架のストラット式で、SRSエアバッグ、サイドインパクトビーム、駆動方式がMRであることから、軽自動車としては初めての四輪ディスクブレーキ前13インチ・後14インチの前後異径タイヤが装備された。

ホンダビートのリア

クラッチ形式は乾式単板ダイヤフラム、変速機形式は常時噛合式(後退は選択しゅう動式)、変速機操作方式はフロア・チェンジ式、かじ取り装置形式はラック・ピニオン式。主ブレーキは制動倍力装置が真空倍力式で前後とも油圧式ディスク。

ホンダビートの運転席

日本車の中でも特に低く設定された1,175mmの全高のため、室内は狭いが、センターコンソールを助手席側に約2cm寄せて、運転席を助手席よりも広く設定した。容量は小さいがトランクを備えており、実用性も考慮されていた。

ホンダビートの座席

車両中央に横置きされるE07Aエンジンは、自然吸気(NA)だが独立3連スロットルと燃料噴射制御マップ切換方式を組み合わせた吸気システム「MTREC」(Multi Throttle Responsive Engine Control) により、自然吸気の軽自動車としては唯一自主規制に達する64PSを8,100rpmで発生する。レッドゾーンは8,500rpmと高回転に設定されている。組み合わせられるのは5速MTのみで、ATは設定されていない。

「C」:スズキ カプチーノのスペックと特長

スズキカプチーノ

カプチーノのスペック車両データ

販売期間1991年10月~1998年10月
乗車定員2名
ボディタイプ2ドアオープン
駆動方式FR
エンジンF6A型 (11R型) 657cc 直3 DOHCターボ 
K6A型 (21R型) 657cc 直3 DOHCターボ
最高出力64PS/6,500rpm
最大トルクF6A 8.7kgf·m/4,000rpm
K6A 10.5kgf·m/3,500rpm
変速機5速MT / 3速AT [21R型のみ]
ホイールベース2,060mm
全長3,295mm
全幅1,395mm
全高1,185mm
車両重量[EA11R型]700kg
[EA21R型]690kg

カプチーノの特長

スズキカプチーノは1991年11月に発売され、軽自動車の枠で、フロントエンジン・リアドライブ(FR)を採用した軽スポーツカーである。

アルトワークス用に開発されたF6A型DOHC3気筒12バルブターボ(インタークーラー付)を縦置きし、軽自動車の自主規制値めいっぱいの64PSを発生する。モデル後期(EA21R型)には同じく同時期のアルトワークス用に開発されたオールアルミ製K6A型 DOHC3気筒12バルブ、ターボエンジンとなった。

スズキカプチーノのルーフ、フルオープン、タルガトップ、Tトップの3つの形態
カプチーノは3のルーフタイプが存在

ロングノーズ・ショートデッキのスポーツカースタイルを採用し、ルーフは3ピース構成で取り外せばトランクに収納できるため、フルオープン、タルガトップ、Tトップの3つの形態を選択可能だった。

同時期に市販されていた軽自動車のスポーツカーの中で唯一のFRレイアウトで、フロントアクスルより後部にエンジンの重心を位置させる「フロントミッドシップ」を目指し、フロント51対リア49という重量配分を実現している。またエンジン縦置きで生まれた左右スペースを活かし、軽自動車初の4輪ダブルウィッシュボーン式サスペンションを採用していた。

ボディーやルーフの各所にはアルミニウムを使用し、純正装着品としては日本最軽量となる14inアルミホイールも用意されるなどの軽量化も行われている。ブレーキは4輪ディスクで、フロントにはベンチレーテッドタイプを採用し、オプションでABSやトルセンAタイプLSDも装備が可能だった。

1995年5月にはマイナーチェンジを受け、オールアルミニウム化されたK6A型エンジンと16ビット化されたECUを搭載、最大トルクが10.5kgf·m/3,500rpmになった。またエンジンのオールアルミ化やホイールの軽量化などによって前期モデルより10kgの軽量化を遂げ、車両車重690kgとなった。

AZ-1・ビート・カプチーノの3台スペック比較

スペックAZ-1ビートカプチーノ
最高出力64 PS/6,500 rpm64PS/8,100rpm64PS/6,500rpm
最大トルク8.7 kgf·m/4,000 rpm6.1kgf·m/7,000rpmF6A 8.7kgf·m/4,000rpm
K6A 10.5kgf·m/3,500rpm
ホイールベース2,235mm2,280mm2,060mm
全長3,295mm3,295mm3,295mm
前幅1,395mm1,395mm1,395mm
全高1,150mm1,175mm1,185mm
車両重量720kg760kg[EA11R型]700kg
[EA21R型]690kg

3台のスペックを並べて、特徴的な数値に色掛けをしてみました。

スペックを見ると高回転型のエンジンを積んでいるのはホンダビートで、トルクが高く車両重量が軽いカプチーノと特徴が分かれました。

AZ-1はスペックでビートとカプチーノに抜きん出るところはないですが、リアミッドシップエンジンにガルウィングドアという特徴的なデザインが2台と大きく方向性が違ってくる部分で、AZ-1の魅力的な部分ですね!

もう一つのC「コペン」も魅力がすごい!

ABCトリオはどれも魅力的ですが、Cには現在もう一つコペンが存在します!

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ボクも所有しているダイハツのL880Kコペンです!コペンがどんな車なのかオーナーのボクが魅力を詳しく別の記事にまとめていますので興味がありましたらこちらも読んでみてください。

コペンに興味があるけど故障が多いのではないかと心配の方は下記にトラブブル集を作成していますので、興味のある方はぜひお読みください。

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まとめ

今回の記事では1990年代に「ABCトリオ」と呼ばれた軽自動車のスポーツカー「AZ-1」「ビート」「カプチーノ」について解説をしました。

3台とも非常に特徴的な機構を備えた車で、30年以上が経過した現在でも、とても新鮮に見えるデザインは素晴らしいと思います。

今も大切に乗っていらっしゃる方がいらっしゃるというのが、素晴らしい車であることの証明ですね。

私が乗っているのはL880Kコペンですが、今回紹介した3台にも引けを取らない楽しい車ですので、これからも大切に乗っていきたいと思います。

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。

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